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宙旅yuko日記

宙旅yuko日記

 時には記憶に残したい言葉や思いに出会って心から感動することがある。 そんな時のために新しいページを用意した。
 日々がここに記憶されること。それは新たな発見や、新たな気づきを、私自身が受けとれることでもあるような気がしている。希望や夢が膨らんで、世界が広がっていくことを願う

ギャラリー


日付をクリックすると、その日の言葉が出てくる
2022年5月30日(月)新月 りゅう呼べば笑顔残して春に逝く
2022年5月31日(火)   卯の花月日記続いている今年
2022年6月1日(水)水の面を去る雲に乗りあめんぼう 上野章子
2022年6月2日(木)蝶すくひ上げて過ぎゆく若葉風  上野章子
2022年6月3日(金)十薬のここよここよと咲きはじむ 上野章子

2022年6月4日(土)涼しさを力にものを書く日かな 大木あまり
2022年6月5日(日)
 怯えながら女たちはなお子らを抱く車椅子押す戦いのさなか
倉知 典子

2022年6月6日(月)破(や)れ屋(おく)の穴より望む星はるかウラジスラバ・シモノバ
2022年6月7日(火)
きつく巻くゆびを離せばゆっくりときみを奏でてゆくオルゴール

2022年6月8日(水)青鷺の一歩を待てず雲崩る 目黒十一
2022年6月9日(木) 杜若逝つたと告ぐる文やつと ゆう胡
2022年6月10日(金)さざなみに睡蓮揺れることもなし ゆう胡
2022年6月11日(土)梅雨の月雲脱ぎ捨ててなほ淡し 西谷しづ子
2022年6月12日(日)咲き満ちて天の簪百日紅 阿部みどり女
2022年6月13日(月)あじさゐの色をあつめて虚空とす 岡井省二
2022年6月14日(火)
       梅雨ごもりとは探しものすることか 草間時彦

2022年6月15日(水) 睡蓮のすき間の水に雨の文 富安風生
2022年6月16日(木)
       梅雨清浄葉をひろげゐる樹々の上に 野澤節子

2022年6月17日(金) 美しき距離白鷺が蝶に見ゆ 山口誓子
2022年6月18日(土) 翡翠が掠めし水のみだれのみ 中村汀女
2022年6月21日(火) 蛍火の一翔つよく月よぎる 橋本多佳子
2022年6月22日(水)                            梅雨雲のうぐひす鳴けりこゑひそか 水原秋櫻子

2022年6月23日(木) 黒揚羽はねをやすめて何を待つ ゆう胡
2022年6月24日(金) その光蛍か星か山深し    ゆう胡
2022年6月25日(土) 幽玄無限闇を自在に飛ぶ蛍  ゆう胡
2022年6月26日(日) 夕立去り庭に雨の香残りをり ゆう胡
2022年6月27日(月)早すぎる梅雨あけ星を見上げてる ゆう胡

2022年6月28日(火)夏空へ雲のらくがき奔放に 富安風生
2022年6月29日(水)よき声に水ふるはせて牛蛙 長谷川櫂
2022年6月30日(木)
    ところどころ風吹いてゐる青田かな   山口いさを

2022年7月1日(金)夏の風いつかやさしさになることを ゆう胡
2022年7月2日(土)
       
炎ゆる日もいつかやさしさになることを
 ゆう胡
2022年7月3日(日)降りやまぬ梅雨忘れさす二胡ライブ ゆう胡
          夏霧の谷深くして琴の音よ  ゆう胡
2022年7月4日(月) 戻り梅雨子犬3匹夢みてる ゆう胡
2022年7月5日(火)わが朱夏の詩は水のごと光るべし 酒井弘司
2022年7月6日(水) 初蝉や門にやはらか桂の葉 ゆう胡
2022年7月7日(木) 雷におへそ隠すはまだ5歳 ゆう胡
2022年7月8日(金) 銃撃のニュース日本の夏八日 ゆう胡
2022年7月9日(土) 大夕立空の言葉に耳澄ます ゆう胡
2022年7月10日(日) 風に乗り蜻蛉一瞬空に立つ ゆう胡
2022年7月11日(月)背伸びしてひまわり空をひとりじめゆう胡
2022年7月12日(火)更新の時雷の轟きぬ ゆう胡

2022年7月13日(水)人偲ぶとは語ること夏木立 大井雅人
2022年7月14日(木)山寺や森の深みに光揺れ ゆう胡
2022年7月15日(金)山寺の地蔵手編みの赤帽子 ゆう胡
2022年7月16日(土)気まぐれの雨にあわてる夏帽子 ゆう胡
2022年7月17日(日)葉をつかむ空蝉の意思強きかな ゆう胡
2022年7月18日(月・祝)夏野菜籠いっぱいの美味し日を ゆう胡
2022年7月19日(火) 夏の鷺飛び立つ雨の田んぼ道 ゆう胡

2022年7月20日(水) 夏影や入り込めぬはわが心 ゆう胡
2022年7月21日(木) 鳳仙花届かぬ文を今日も書く ゆう胡
2022年7月22日(金) アイホンの小さき画面や風涼し ゆう胡
2022年7月23日(土) 朝顔や藍深く水色優し ゆう胡
2022年7月24日(日) 朝顔や一期一会の今朝の色 ゆう胡

2022年7月25日(月) 白鷺や二羽で飛び立つ明けの空 ゆう胡
2022年7月26日(火) 溶けてゆく夕立の中の地表熱 ゆう胡
2022年7月27日(水) いかずちの天をも破る怒りかな ゆう胡
 

2022年7月28日(木) 筋雲や夏の夕べにペダル踏む ゆう胡
2022年7月29日(金) 迷ひ込む夏の日陰に行く行かぬ ゆう胡
2022年7月30日(土) 蝉しぐれ空に星出るころまでも ゆう胡
2022年7月31日(日) 恐竜の瞳の奥の遠き夏 ゆう胡
2022年8月1日(月) スマホには意思があるかと怒る夏 ゆう胡
2022年8月2日(火) 書けぬ字の記憶をたどる炎暑かな ゆう胡
2022年8月3日(水) 積んでゆく本また増えて極暑かな ゆう胡
2022年8月4日(木) 虹鱒の瞳見つめて食すなり ゆう胡
2022年8月5日(金) 虹架かる今朝の散歩は1万歩 ゆう胡
2022年8月6日(土) 待ちわびた花火今宵はライブにて ゆう胡
2022年8月7日(日) 雨蛙もっと急いで逃げないと ゆう胡
2022年8月8日(月) 掃除する昼寝楽しむ時少し ゆう胡
2022年8月9日(火) 鎮魂の花火と聞きて吾も祈る ゆう胡
2022年8月10日(水) 庭で食ふ西瓜かぶりつく幸せ ゆう胡
2022年8月11日(木) 光の子極採色の夏遊ぶ ゆう胡
2022年8月12日(金) 虹架かる傘閉じ仰ぐ空の果て ゆう胡
2022年8月13日(土) 遠ざかる時引き寄せる盆会かな ゆう胡
2022年8月14日(日) 初盆や迷わぬように好物を ゆう胡
2022年8月15日(月) 提灯の送り火揺らす宵の風 ゆう胡
2022年8月16日(火) 懐かしく心飛ばしてドロミテの夏 ゆう胡
2022年8月17日(水) 雨宿り迷ひ飛び出す秋蛙 ゆう胡

2022年8月18日(木) 蝉しぐれ時間を止めるほど強し ゆう胡
2022年8月19日(金) すじ雲に見え隠れして降り月 ゆう胡
2022年8月20日(土) 雨蛙ねぐら見つけて身を潜め ゆう胡
2022年8月21日(日) 夏休み旅支度する時の幸 ゆう胡
2022年8月25日(木) 名月や強羅の朝の露天風呂 ゆう胡

2022年8月26日(金) 朝焼けを待つ名月や山の上 ゆう胡
2022年8月27日(土) 
  白風(はくふう)に山朝焼けて露天の湯 ゆう胡

2022年8月28日(日) 絞り染め干す手休める今朝の秋 ゆう胡

2022年8月29日(月) 洋館を霧ゆっくりと昇りゆく ゆう胡
2022年8月30日(火) 何処より鳥鳴く強羅秋の朝 ゆう胡
2022年8月31日(水) シャルドネを今宵選びて秋初め ゆう胡

2022年9月1日(木) 亡き人の思ひを繋ぐ震災忌 ゆう胡
2022年9月2日(金) まとひつく湿気九月の朝暗く ゆう胡
2022年9月3日(土) 一声を残し青鷺去りにけり ゆう胡

2022年9月4日(日)半月や命懸け命をつなぐ生きものよ ゆう胡
2022年9月5日(月)生きること死ぬこと月を見て思ふ ゆう胡

2022年9月6日(火) 思ひ出す君の瞳を虹の橋 ゆう胡

2022年9月7日(水) 電線に鳩の一列秋の雨 ゆう胡
2022年9月8日(木) 霧深き湖の架け橋桃源郷 ゆう胡
2022年9月9日(金) 名月や今年一人でこの道を ゆう胡
2022年9月10日(土) 名月を盃に盗みて一人飲む ゆう胡

2022年9月11日(日) 星を友に月は今宵も輝きて ゆう胡
2022年9月12日(月) 午前五時十七夜の月輝ける ゆう胡
2022年9月13日(火) 筋雲や飛行機雲は南へと ゆう胡
2022年9月14日(水) アンテナにカラスが三羽秋憂ひ ゆう胡
2022年9月15日(木) 冷蔵庫掃除すませてマスカット ゆう胡
2022年9月16日(金) カレンダー予定削除の秋疲れ ゆう胡

2022年9月17日(土) 黒豹の見つめる先の野分かな ゆう胡
2022年9月18日(日) 窓を打つ風音うねりだす野分 ゆう胡
2022年9月19日(月・祝)鳥もまた風に飛ばさる野分かな ゆう胡
2022年9月20日(火)敬老の日の警報の出てをりぬ 夏井いつき
2022年9月21日(水) 物語紡ぐ綿雲いわし雲 ゆう胡
2022年9月22日(木) 友に書く手紙楽しや天高し ゆう胡
2022年9月23日(祝・金)秋の雨バウムクーヘン並び買ふ ゆう胡
2022年9月24(土)旧暦を調べ銀河を探すなり ゆう胡

2022年9月25(日)墓石に秋蝶の来て止まりをり ゆう胡
2022年9月26(月) したいことリスト画帳に秋の海 ゆう胡
2022年9月27(火) 曼殊沙華川面の赤を風揺らす ゆう胡

2022年9月28(水) 秋の旅上着あれこれ迷ふかな ゆう胡
2022年10月3日(月) 樹間よりまさおの空よ秋高し ゆう胡
2022年10月4日(火) 只見線渓谷に秋深まりぬ ゆう胡
2022年10月5日(水) 秋色に街路樹染める磐梯山 ゆう胡

2022年10月6日(木) コスモスを揺らす秋風茅葺の里 ゆう胡
2022年10月7日(金) 只見線優先席の秋夕日 ゆう胡
2022年10月8日(土) 十三夜月のウサギの声がする ゆう胡
2022年10月9日(日) 楽隊に蜻蛉慌てる体育祭 ゆう胡
2022年10月10日(月・祝)満月の光秘密の扉を開く ゆう胡
2022年10月11日(火)秋晴れや白鷺写す人のいて ゆう胡
2022年10月12日(水)白露草にのぼり空は地に降りん

2022年10月13日(木)白露草にのぼり空は地に降りん ゆう胡

2022年10月14日(金)死のかなた冬の大地のビルケナウ ゆう胡
2022年10月15日(土)金木星薫りふりくる朝の道 ゆう胡
2022年10月16日(日)露光る鳩は譲らず草を食む ゆう胡
2022年10月17日(月) 金木犀真青の空を飛ぶ翼 ゆう胡
2022年10月18日(火)
  「体力つけようね」と秋のあいさつ ゆう胡
2022年10月19日(水)
 白鶺鴒(はくせきれい)打つ玉追ふて空を舞ひ ゆう胡
2022年10月20日(木) 集ふ人ありて芙蓉の開きゆく ゆう胡
2022年10月21日(金) 片付かぬ部屋を眺めて鵙の贄 ゆう胡
2022年10月22日(土) 懐かしき写真見つける秋の午後 ゆう胡

2022年10月23日(日) 酔芙蓉夢の続きの花のよう ゆう胡
2022年10月24日(月) 白露に子犬分け入る散歩道 ゆう胡
2022年10月25日(火)草笛の音色に秋の生まれけり 鈴木真砂女
2022年10月26日(水)秋暁や胸に明けゆくものの影 加藤楸邨
2022年10月27日(木)
   鵯(ひよどり)や大騒ぎする今朝もまた  ゆう胡

2022年10月28日(金) 巡り合ふ時待たずして秋薔薇 ゆう胡
2022年10月29日(土) われをつれて我影帰る月夜かな 素堂
2022年10月30日(日)風見るといひ聞くといひ秋深し片山由美子
2022年10月31日(月)紅葉狩り人もけものも耳ふたつ 中嶋秀子
2022年11月1日(火)
    青花摘む冷やかに海を薄めるまで降るか 櫂美知子

2022年11月2日(水)かちかち山雑木紅葉の色となりぬ 山口青邨
2022年11月3日(木)眼を閉ぢて月の砂漠に暫し立つ 池内友次郎
2022年11月4日(金) ただ一羽風と遊ぶは河鵜かな ゆう胡

2022年11月5日(土)葉の影に隠れて濃きはオリーブの実 ゆう胡
2022年11月6日(日)一瞬の秋を見つけて写真撮る ゆう胡
2022年11月7日(月) 糸電話とんぼとまってゆれてをり ゆう胡
2022年11月8日(火) 皆既月食星も消えゆく冬はじめ ゆう胡
2022年11月9日(水) 月影や空のかなたに星隠し ゆう胡
2022年11月10日(木) 天高く餌飛び来るを待つ鴎 ゆう胡
2022年11月11日(金) 羽あるをうらやましいと思ふ冬 ゆう胡
2022年11月12日(土) 冬空へ羽はなくとも飛びたとう ゆう胡
2022年11月13日(日) 新しき木の香古家の返り花 ゆう胡

2022年11月14日(月)
 胡瓜サンド人は飛べないから走る 西生ゆかり

2022年11月15日(火)立冬や椅子一つある古本屋 西生ゆかり
2022年11月16日(水)黄色なる花にはに植え冬に入る ゆう胡
2022年11月17日(木)うつくしいもののひとつに冬の雲 ゆう胡
2022年11月18日(金)本を手に冬の夜を問ふ出会ひあり ゆう胡
2022年11月19日(土) 手袋を買ってスマホで支払えり ゆう胡
2022年11月20日(日)冬夕焼ころり忘れてふと思ひ出す ゆう胡
2022年11月21日(月)絵の如き雲に冬来る思ひあり 岸本尚毅
2022年11月22日(火)
   私は空の絵君は雪の絵をもらう  こしのゆみこ

2022年11月23日(水)山茶花に雨待つこころ小柴垣 泉 鏡花
2022年11月24日(木)銀杏落葉踏みしむ音に耳澄ます ゆう胡

2022年11月25日(金)一瞬の君のその目に冬の息 ゆう胡

2022年11月26日(土)冬空を6基の翼ブルーインパルス ゆう胡
2022年11月27日(日)三日月やボール追ふ声まだ若く ゆう胡
2022年11月28日(月)紅葉いま被写体なるを拒みをり ゆう胡
2022年11月29日(火)新しきカメラ紅葉はきらめきて ゆう胡
2022年11月30日(水)
 月・銀河 せめて今宵は 宇宙みつつ 人の命の 源を問う
                         坂井則子

2022年12月1日(木) 再びは生まれ来ぬ世か冬銀河 細身綾子

2022年12月2日(金)愛といふ大いなるもの冬が来る 長谷川櫂
2022年12月3日(土)
     草いきれ吸って私は鬼の裔(スエ) 安部なつみ

2022年12月5日(月)
     草いきれ吸って私は鬼の裔(エイ) 安部なつみ
2022年12月6日(火)
     草いきれ吸って私は鬼の裔(スエ) 安部なつみ

2022年12月7日(水) 鮫の目や水槽の外見ているか ゆう胡
2022年12月8日(木) 満月のため息今年あとわずか ゆう胡
2022年12月9日(金) 大掃除計画表は喜々と書き ゆう胡
2022年12月10日(土) 姫りんご飾り命日の灯点す ゆう胡
2022年12月11日(日) 盆栽の樹形小さくも冬の宇宙 ゆう胡
2022年12月12日(月) 冬支度草木も人も陽だまりに ゆう胡
2022年12月13日(火)草木いま冬支度する陽をまとひ ゆう胡

2022年12月14日(水)荒星のはなれ離れの故山かな 恩田侑布子
2022年12月15日(木)一人とは冬晴に抱き取られたる 恩田侑布子
2022年12月16日(金)冬川のゆくどこまでも天とゆく 恩田侑布子


りゅう星の章

言の葉の章

information  

2020年11月
霜月(霜の降る月) シルバーカレッジのHPに「テラスで俳句を」のアドレスを掲載
2020年12月
師走(師匠といえども、走り回るほどにせわしい月) 12月5日「テラスで俳句を」の「花の章」完成。12月10日 2019年と2020年の俳句の未記入に気づき追加した。
2021年3月
弥生(木草弥生い繁る→きくさいやおいしげる、草木が生い茂る)月
3月19日、「テラスで俳句を」の「水の章」「風の章」「光の章」完成。といってもこれから見直しながら、推敲、選句をしつつ、新しいを句を加えていこうと思っている。「花の章」も写真や句を見直した。
2022年1月25日
HPのお休みをここに報告。りゅうが病気だとわかり、残された時間を悔いのないように過ごしたくて、足が不自由なあの子の緊急に備えるためにも、机に長い時間向き合うのはやめた。
2022年3月10日
りゅうの死という思ってもみなかったことに遭遇した。両親をすでに見送ったけれど、今回ほど辛いと思ったことはなかった。
りゅうは10歳。それなりにシニア犬にはなっていたが、前の子は17歳まで生きたから、まだまだ元気に一緒に過ごせると思っていた。
2022年5月30日
新月の5月30日にHPを再開。旧暦の5月1日。
「りゅう星の章」「言の葉の章」リンクページを追加。
日々の記録を残すために「宙旅yuko日記」をリンク。
各章に2021年の俳句を付け加えた。

profile

ゆう胡(俳号)
(掲載写真はすべてゆう胡撮影)

誕生月  弥生


愛知県

愛犬のシェットランドシープドッグ
(10才雄→2022年3月)逝く

朝夕の散歩を日課にして、一日最低8000歩を歩くようにしている。