ギャラリー
2022年12月1日(木) 再びは生まれ来ぬ世か冬銀河 細身綾子
冬銀河と火星を見ようと、今日は早めにこれを書いている。夜は冷え込むのだろうか?
この頃は、朝は良いお天気だが午後は少し曇りがち。というか、わが家は冬は南側からの日が差し込まないので、家にいると暗く感じるのかもしれない。夕方になると私の部屋には西日が差しこむので、日没のきらきらした光が窓に届く。日が短いので、朝の散歩は明るくなってから、夜は早くに日が落ちるので、暗くなってからはでかけない。というわけで、これからは家にいる時間が長くなる。
いよいよ今年もあと1か月。やらなければいけないことは多いような気もするし、ボチボチやれば間に合うような気もするし。
明日は庭師さんが来て、大きな木の剪定をしてくれる。自分でやらなければいけないのは、蔓薔薇の剪定と玄関前の鉢に花を植えること。それで、庭仕事はほぼ終わる。
今年はお正月用の千両を庭の花で飾れそうだ。ヒイラギでクリスマスリースを簡単に作った。暖かいのかインパチェンスの花が咲き蕾も多くついている。日日草もまだ元気に花をつけている。なので、冬から春の花を植えていない。ジュリアを少し植えただけだ。葉ボタンも買いそびれているが、まだ出てくるだろうか?土曜日にふれ合いドームに行って見てこよう。
12月だけれど、私は何となくのんびりしている。こんな12月もいいなー
2022年12月2日(金)愛といふ大いなるもの冬が来る 長谷川櫂
今日は母の誕生日で甥っ子の命日だ。庭師さんが来ていたので、カレーを作りながら、お正月に読む本の検索をしたり俳句を読んだりしていた。
庭の木はすっきりと切りそろえられて少し寂しいくらいになった。久しぶりにネットで花を注文したので、どんな花が届くのか楽しみだ。こんなことを書いた記憶があるが、ここに残すのも忘れてしまった。たぶん、大したことをしないで一日が終わったのだろう。そんな気がする。
2022年12月3日(土)
草いきれ吸って私は鬼の裔(スエ) 安部なつみ
夕方にお花が届いたので、今日は植え付けできなかった。今回のお店は始めて注文したお店だったけれど、とても元気がよくてきれいな苗が届いた。この季節なのに花付きもよく、植えこむのが楽しみだ。明日・明後日と留守にするので火曜になってしまう。届いてすぐに水をやり、日当たりのよい軒下になる机の上に置いてある。元気のいい苗だが、火曜日の植え付けまで元気でいてほしい。
今日、何気なくテレビをつけたら、NHKEテレで「「いつもそばに17音がいた」と題した夏の俳句甲子園の再放送をしていた。若い人たちが豊かな感性で俳句に取り組んでいるのがよく分かった。俳句もうまく、色々に考えての俳句作りに感動した。上の句は今年の俳句甲子園の最優秀句だ。裔は血筋の末のこと子孫という意味だ。
☆色を調整してみた。随分ときれいに紅葉の色が出た。ここまで修正ができる。ただ赤の色をもう少し出して黄色を抑えたいのだが、そこまでの細かい調整はできなかった。
2022年12月5日(月)
草いきれ吸って私は鬼の裔(スエ) 安部なつみ
4日・5日とクラブツーリズムのツアーで大阪の海遊館と和歌山のアドベンチャーワールドに行ってきた。夜の8時半に家に帰った。
3日に書いた句について少し書いておきたいことがあるので、句は3日のままにしておく。旅行のことは明日にでもゆっくり書こうと思っている。バスの長旅だったので少し疲れた。
今日は深夜0時からサッカーの試合があるが、多分寝てしまうだろう。いつも私が応援していると負ける時が多いから、応援しないほうがいいような気もしている。
すべては明日にして、休むなり試合を観戦するなりしよう。 2022年12月6日(火)
草いきれ吸って私は鬼の裔(スエ) 安部なつみ
上の句の作者の名前をまた私は思い込みで「なさみ」としていたが、「なつみ」さんです。
もうひとつ「鬼の裔(スエ)」を「鬼の裔(エイ)」と読みたいという審査委員長の高野さんの意見があったということを、俳句仲間が教えてくれた。番組の中ではそういう話は出てなくて、この最優秀賞の句も取り上げられてはいなかった。番組を見てから、高校生たちが俳句に挑む姿に感銘を受けて、2022年の俳句甲子園を検索してみた。そこに、最優秀賞の句、優秀賞の句、入賞の句が掲載されていて、この最優秀賞の句はいいなーと思い、載せてみた。
この句の発想は、鬼が伝承の中に出てくるような地方の人でないと詠めない句でもあるような気がした。たった5文字で自分のアイデンティティまで表現できる、そういう力のある言葉が日本語にあることを、改めて教えられたような句でもあった。自分の底にあるものを表現する、そんな言葉を持ち得たら素晴らしいなーと思う。
高校生たちの新鮮な表現力には魅了されるものが多く、この番組を見て、ここのところ俳句への思いが遠のいていたのだが、少し気持ちが俳句へと近づいたような気がしている。
2022年12月7日(水) 鮫の目や水槽の外見ているか ゆう胡
大阪の海遊館は確かこの字で良かったと思うが、中の水槽が回遊式になっていて、8階から1階までどの階からも、魚たちが泳いでいる様子を見ることができる。
ここはジンベイザメが有名なようだ。巨大なジンベイザメ2頭が悠然と水槽の中を泳いでいるさまは迫力がある。少し水が濁っているのが残念だったが。光が差し込むところにジンベイザメが現れると実態と水面の影とで面白い映像を見せてくれた。
また、水槽が大きいので、水槽のすぐ近くに来るまではその巨大さが実感できないが、水槽に近づくと「大きい!」と感嘆の声が出る。サメと色々な魚たちは同じ水槽の中で共存している。
この水族館は海域ごとにそこに住む生き物たちを紹介している。アリューシャン列島やパナマ湾、太平洋、瀬戸内海など10のエリアで構成。どの海にどんな生き物がいるのかを、興味深く見ていくことができる。
悠然と泳いでいる魚たちにふと見られているような、そんな気がするときがある。彼らにとっては、私たちが水槽の生き物のように映っているだろう。
☆姿を見せたジンベイザメ
2022年12月8日(木) 満月のため息今年あとわずか ゆう胡
今日は写心教室の講評の日。竹島のロケの時に写したカモメの写真が気に入っていたのだが、よくある写真なのか選んでもらえなかった。先生の目と私の目とのギャップがあるので、今回からは写した写真を多く持っていくようにした。先生が見て「これはいい!」と思う写真と私がいいと思う写真は違う時が時々あるからだ。
講評はほかの人の写真を見ることができて、その視点や修正の仕方などを聞いていると、とても勉強になる。
今日は先生が選んだ写真をここに載せてみる。ここではかなり写真サイズが小さくなって鮮明さが出ないから、良さが見えてこないかもしれないが、どんな写真なのかは、わかるだろう。
☆岩に張り付いて生き延びている木の根っこ。この下にお堂のような建物がある
☆少しピントが合っていなかった、かえる。ひょっこり覗いているのがかわいかったのと足や手の動きが面白い
☆小魚の大群が群れて輪を描いて移動していた。ぼらだ。砂にも円が描かれていたのが面白くて写した
もう一枚は先生の持っているお菓子にカモメが飛んできているところ。先生の顔が出てしまうのでここにだすことはやめておく
2022年12月9日(金) 大掃除計画表は喜々と書き ゆう胡
昨日は日付の更新を忘れていたようで、今日見たら7日になっていた。俳句を詠むことに気持ちがいってしまうと、時々日付を変えるのを忘れていたりする。
忘れることが多くなるのは年のせいもあるだろうけれど、気を付けないとと思うこの頃だ。
ネットで購入して、植え込みができていなかった花を今日やっと植えこんだ。いつも月の第2週目が何故か忙しい。写真や俳句の月1回の勉強会が第2週目なのに、内科の検診も第2週目になっていて、用事が集中している。その合間を縫ってグランドゴルフとジムに行くので、第2週だけはあまり自由な時間がない感じだ。
来週からは、年賀状の作成と大掃除。今年は余裕を持ってやりたい。いつもそう思っているのに何故かぎりぎりまで掃除をしている。今年こそは頑張って、2週間は集中して最後の週は少しのんびりできるくらいにしたい。
2022年12月10日(土) 姫りんご飾り命日の灯点す ゆう胡
3年ぶりの忘年会。久しぶりに仕事仲間と会って楽しい時間を過ごした。若い人は当然今も現役で仕事をしているので、今の状況などを聞いていると話が尽きない。
ともに仕事をしてきた人とは、戦友のような感覚がどこかにあって、随分と状況は変わっているのだろうが、それでも、仕事をしている時の状況は、おおよそ想像がつく。
今はほとんど自宅での作業になっているようで、私たちは会社で仕事をしている時が多かったから、ちょっとわからないことや確認したいことを仲間や制作の人に聞くことができたけれど、それができないのはさぞ大変だろうと思う。
不思議と皆あまり変わっていない。歳月は過ぎているのだが、それぞれに元気で前向きで、何かを一生懸命やっていて、日々を充実して過ごしているのが分かる。
お茶をやっていた人は着物を着てきた。えらい!見習わなければ。箪笥に眠っている着物を来年こそは出して着て出かけよう。コロナの前に俳句仲間と丈山苑に着物で出かけて以来着ていない。
来年はちょっとしたお出かけに着物を着るようにしてみようかと今日は思った。できるかな?来年の目標の一つにしよう。
が、明日は盆栽展を見に行く予定だが、明後日からは年末体制に入る予定だ。しっかり遊んだからこの後の2週間を頑張ろう!!
2022年12月11日(日) 盆栽の樹形小さくも冬の宇宙 ゆう胡
「五万石展」という盆栽展が開催されているということを、写心教室の先生から聞いて今日行ってみてきた。岡崎城や名古屋城等で開催されていた盆栽展を見たことはあるが、こういった盆栽展は始めてみた。相当年季が入っている立派な作品が多かった。
本来ならば、大きな木として育つ松やかえで、ブナなどが、薄い鉢に植えられて根を張り、きちんとした樹形を整えた1本の木として小宇宙を作っている。
枝ぶりも見事で、樹高30㎝から50㎝くらいの木として存在していることがとても不思議だ。枯れた枝や岩に絡ませて形を作っているものもあった。どれくらいに手をかけて、ここまで育て上げるのか、想像がつかないが、自分の思い通りに形を整えて育てていく楽しさがあるのだろう。我が子と同じだといわれるようで、そうだろうと納得する。
☆これが、写真の先生と盆栽との合作だ。3点の盆栽と花の化石の石、先生の写真で構成された作品だ。中央の写真には紫式部の恋唄が筆文字で描かれて、下に恋唄 紫式部と書いてあるだけで、他には説明はない。
ひとつの世界観で作品が出来上がっているのだろうが、テーマは何だろう。見る私たちへの問いかけになっているようだ
☆日本で5本の指に入る盆栽家の作品。小さな鉢に枝ぶりの美しい松。盆栽は枝ぶりや樹形、年輪などで良さを見ていくのだろうが、私には見て美しいという評価の仕方しかできない。この松は美しいと思う
☆この人も5本の指に入る大こんなふうに作品が並べられている。どれも大作だ家だ。松の葉が若くて清々しさを感じる作品だ
☆新芽がでてきたばかりの作品もある。枝ぶりを見るのだろう。小豆色の新芽が灰色の枝の先に新しい命の息吹を伝えている
☆下の写真の様に根を張って生きながらえる樹木。この力を小さな鉢に凝縮させているのが盆栽だ。この木の力を生かして作品に仕上げていくのだろうということは想像できる。
☆どちらからも樹の生命力を感じる
2022年12月12日(月) 冬支度草木も人も陽だまりに ゆう胡
今日から大掃除を開始。手始めは浴室から。黒カビは取れたけれど、錆のような点々が天井の隅、ゴムパッキンについているが、これが取れない。もう一度丁寧に掃除したほうがいいかもしれない。
明日の午後からは寒くなるようだ。早めに窓ガラスや外回りの掃除をしておいたほうが楽そうだ。段取りを考えてしまうが、出かける予定がある時と一日家にいる時でやる場所も変わってくるから、細切れ時間でも少しづつやっていくのが正解かな。
今日は骨粗鬆症のお薬をもらいに行く日で、予約してあるので出かけたら、なんとお休みだった。先生が体調を崩したようだ。月始めから休んでいたようで、年内は休診すると張り紙がしてあった。いつも混んでいるところで、リハビリは2時間待ちだった。腰の調子が悪い時に受診して、リハビリを進められたが、やめてジム通いにした。これも正解だったようだ。腰の痛みが出なくなったし、心配しないで庭仕事ができるようになった。霜がおりる前に冬越しさせたい草花の冬支度をしておこう。
2022年12月13日(火)草木いま冬支度する陽をまとひ ゆう胡
昨日は思いっきり日付が違っていて急いでこっそり今朝直したのだが、俳句を読み直したら、これまた季重なりだった。こちらは急いでなおせない。今日は出かける予定があるし、ゆっくり夜にでも考えよう。夜は少し眠いモードで書いているから、やっぱりだめだなー。早起きして朝モードに変えないと。でも最近はそれができない。寝坊しているのだ。
明日から頑張れたら、朝モードに変えよう。ということで、今日はダメダメのコメントを今日の日付で載せておくことにした。夜は俳句をなおすだけにしよう。
2022年12月14日(水)荒星のはなれ離れの故山かな 恩田侑布子
昨日、俳句教室の先生から先生の新しい評論集が送られてきた。11月30日刊行の「女性俳句の深淵ー恩田侑布子 試論ー」。
興味があったのでさっそく読み始めてみたが、最初の句集「イワンの馬鹿の恋」2000年刊行の処女句集は、私には難解すぎて理解するのに時間がかかりそうだ。申し訳ないけれど、第四句集「夢洗ひ」2016年刊行のところから読むことにした。
この句集の句をさっと読んでみた限り、少しは理解できそうな気がしたのだ。若き日へと戻る読み方をさせていただく。
先生の本の中の句からだから、紹介されていない句もあるだろうが、数多く紹介されているので、今回はその中から選んだ。
この句集は出世作というか、芸術選奨文部科学大臣賞と現代俳句協会賞を受賞している。現代における優れた句としての評価を受けた句集といえるだろう。
今回、紹介した先生の本では2句目に紹介されている作品で、読めば情景が浮かぶ。故山は故郷の山、故郷という意味だ。彼女の故郷は富士山のふもとだという。あら星は冬の凍てつく夜に輝く星。
星も人もそれぞれに故郷を持ち、輝いている。星はみな独立して離れ離れの存在だから、この表現が出てきたのだろうと私は思っているのだが、何故か私には荒星が人に思える。他の人はどう感じるのだろうか?そして作者は?興味深い。
2022年12月15日(木)一人とは冬晴に抱き取られたる 恩田侑布子
俳句はたった17音の世界に季語が入り、季語の言葉を生かして、その人の持っている世界観と想像力で、句の世界に思いを馳せる、そこが面白いところだと私は思っている。
ここでの作業が好きなのは、普段の句会などではなかなかできない、というかそこまでしている時間がないということなのだが、一句ときちんと自分が向き合えるということだ。
恩田さんの作品を少しづ読んでいるのだが、景が見えてこない句が多い。そこをどう想像して読んでいくか、ここが彼女の句との向き合い方の一番むつかしいところのような気がしている。
今日の句なども、冬ばれの清々しさ、凛とした空気に一人でいる人間の心も身体も抱き取られてしまった。たるはたりの活用形になるのかな。たりの連体形。終止形だとたりになるはずだから、たるとしたのには意味があるのだろうか?
一人とは、といっているから、抱き取られたる、の後に自分の思いが続く、そこを想像させるものなのか?
少し言葉への違和感を覚えている。何がひっかかっているのか?今度俳句仲間に聞いてみよう。とりあえずは、散歩の朝の冷気の中で冬晴を体感しながら考えてみようと思っている。
2022年12月16日(金)冬川のゆくどこまでも天とゆく 恩田侑布子
恩田さんの句集「夢洗ひ」が届いた。新刊本は出ていない。届いたのは2017年の第2刷のもので、古本屋で買ったが一度さっと読まれただけのようなきれいな本だった。アマゾンでずいぶん高値がついていた。句集は、出版数が少ないから、古いものはなかなか手に入らない。彼女の句集はほぼ手に入らなくて、出版後間もないものは、メルカリなどでも売られていたようだが、今では探してもない。句集は出てすぐに買わないと、手に入らないと思ったほうがよさそうだ。今回はマイナポイントがあったので、少し高めだったが購入した。先生の試論である程度の選ばれた句を読むことはできるが、私は句集を読んでから、評論を読みたい。
今日の句はわかりやすいといえばわかりやすいが、私たちがいつも問う、何に感動して何を伝えたいのか?
冬川のとうとうと流れるさま、天という大きな宇宙をそこに呼び込んで流れゆくさま。
彼女の句を読んでいると、言葉のリズム感がいい。広大なこの宇宙そのものを表現しているような、それを言葉を通してのびやかに、そんな感じがする。先生はこの句を選んでいないが、私はこういう広大な句が好きだ。
彼女は「樸」の代表で「あらき俳句会ホームページ」なるものがあった。そこにも彼女の句が載っていたので、最近の句を読んでみたが、私は彼女の世界観にどこまでついていけるのか?豊富な知識と豊饒な言葉を武器に、遥か彼方を歩いている人のような気がした。驚きとともにあった新しい出会いは、私には少し苦痛を伴うものではあるけれど、しばらく読んでみたい。
2022年12月17日(土) また深むかりがね深き富士の色 恩田侑布子
恩田さんは富士の裾野に住んで、その雄大な景色を目の当たりに
見ながら日々を過ごしている人だ。その景は常に心と体の中にあり、折に触れ表現として登場してくることは予測できる。
自然とのかかわりの中から言葉が出てくることが私は多い。人音のかかわりの中からも出てくるだろうが、自然の前には言葉をなくし、それから、言葉を探す作業が始まる。これが楽しい。
今日の句は素直にその景が見えてくる句のような気がする。リズム感がよくて言葉が美しい。彼女の句の魅力だ。富士は日々色を変え悠然としてそこにあるのだろう。
季語はかりがね。秋の季語。雁のことだ。雁の鳴く声という意味もある。ここでのかりがね深きは富士の山の色を言葉で言い表したものだと思う。どんな色をしているのだろう。富士登山は五合目までしかしたことがない。よく考えてみたら、遠くから見るか、五合目まで登った時は、その中に身を置いているかで、一定の身近な距離からじっくりと見てはいないことに思い至った。
2022年12月18日(日)
鷹翻つて空のこりたる木の香かな 恩田侑布子
ページで上手くリンクできない場所ができて、開くたびにフリーズする。時間を取られ、更新できないページができている。たぶん、見直しが必要なのだが、じっくりパソコンと向き合っている時間が今は取れそうにない。さてどうしたものか?
今日は今日の句だけを選んで、見直し作業は年明けにするとしても、毎日のページのリンクができないので、今日の夜にでもやらないと。年末作業の中にHP見直しの日を作っておかないといけないかもしれないな。なかなか思うようにHPの勉強できていないつけがきたのかな。
来年はやりたいことが多く目標を絞る作業が必要になりそうだ。
とにかく日常の掃除と大掃除をやろう。今日はいいお天気だから。
2022年12月19日(月)
風呂吹や時間うるむといふことを 恩田侑布子
昨日は換気扇とレンジの掃除をした。水回りが少しづつでも終わっていくとほっとする。今日はキッチン周りや冷蔵庫の掃除を終えたい。キッチンの掃除をただやっているのもつまらないので、撮りためてある映画を流しながら、時々は休憩して、映画を見ながらやっている。休憩時間が長くなることがあるのが難点なので、以前見たことのある映画を流している。
久しぶりに「天使のラブソングⅡ」を見た。これは聴いているだけでいいので、流していても問題ないが、時々歌声に聞きほれて手を休めている。「ローマの休日」も久しぶりに見たが、ストーリーがすごく単純なのだと改めて思った。オードリーヘップバーンの可愛さは不滅だなーと思いながら時々映像を見ていた。
今日は、何を流しながら掃除しようかなー。映画に飽きたら音楽を流そうかなー。元気が出る音楽を流すと、掃除も元気よくできそうな気がするのだが。
2022年12月20日(火)
南無といひそのあとはなし冬日向 恩田侑布子
先日グランドゴルフの練習の後、友人が、負けたり上手くできなくても悔しいとは思わないと言ったから、私は悔しいと思うと言ったら、まだ始めたばかりなのに、悔しいと思うなんて強気だねと言われた。試合に出たらというから、そういう意味での悔しいと思うのではないと説明したけれど、わかってもらえただろうか?
悔しいという時には人との比較がすべてなのだろうか?私が悔しいと思う時は、ほぼ気持ちは自分に向いているのだが。できない自分、始めたばかりだから、できなくて当たり前、という風には思わない自分は、やっぱり強気なのかなー。悔しいと思うから練習するし、できない自分が腹立たしいから、少しでもできるようになろうとする。悔しいという感情は、ある意味大切だと思うのは負けず嫌いで強気な性格だからなのだろうか?としばらく考えてしまった。
できない自分に対して、悔しいからできるようにと、色々なことに挑戦する。いまさらながら行きつき所は大した場所ではないけれど、それは他人との比較ではなくて、自分への挑戦なのだと思う。他人との比較ならば、いまさら到底かなわないことばかりだ。それでも少しでも今の自分を超えていく。無理でも、超えていきたいと思っていたい。
2022年12月21日(水)音沙汰は冬青空のほかになし 恩田侑布子
今朝は霜が降りていて、板塀の上の金属の上がキラキラと輝いていた。起きてすぐに気になっていた片付けを始めてしまったら、すっかりHPの更新のことは忘れて、掃除に専念してしまった。
今日は和室の掃除をしたのだが、以前はすっきり何もなくて、床の間に花を飾れたが、今では仏壇と本箱が床の間を占領し、防災用品や常備食なども置いてあるので、ほぼ物置状態になっている。もう少し収納を増やして部屋をすっきり片づけたいが、普段は使うことも少ない和室だから、やる気になるかどうか?
とりあえず、本の出し入れがしやすいようにして、防災用品や常備食などもチェックしやすいように片づけた。夜になって疲れたので、まだ少し片付けが残っているが、今日は終了することにした。 明日明後日で、何とか終えたいが、ちょっと疲れてきたし、明日は霜でやられてしまったインパチェンスの空きを埋める花を買ってきて植えたいし、来週まで持ち越してしまうかなー。
2022年12月22日(木)おちつくし落尽しても冬の瀧 恩田侑布子
瀧を見て、こんな風に発想したことはない。この感性はどこから出てくるのだろう。じーと瀧を見ているだけではなく、日常の中に瀧のある風景を生きているのか。そんなことを思いながらこの句を選んだ。
今日は、のんびりゆっくり掃除をして家事をしていた。今日のビーフシチューはおいしくできた。友人は作ることも食べることも好きで、HPに色々な料理が登場しているが、私は作ってはいるし、食べることも好きだけれど、まあ普通のものしか作っていないのでここに登場することはほとんどない。和食は煮魚、焼き魚、お寿司、胡麻和え、天ぷら、何でも好きだ。洋食もオムライス、ロールキャベツ、ビーフシチュー、カレーライス、ヒレカツなど、やっぱり何でも好きだ。
和食は一人の時に作ることが多い。子どもたちは魚が好きではない。新鮮な魚は煮ても焼いても美味しいと思うのだが。最近は触れ合いドームに行ってお魚を買ってくる。新鮮なお魚に出会えた時はとにかく嬉しくて買ってきてしまう。先日はメバルの煮つけをしたがすごくおいしかった。明日も見に行ってこよう。少しだけ遠いから、時間がかかるのと、風が強いと行くのをあきらめてしまうのが残念だが。
2022年12月23日(金)一族の絶えし火鉢を熾しけり 恩田侑布子
この句を読んで火鉢を囲んでいたころのことを思い出した。今でもその光景はありありと目に浮かぶ。部屋の佇まい、火鉢が置かれていたところ。部屋に何があったのかも。その頃の家の間取り、子どものころに過ごし場所はもちろん、大人になって下宿した先や建て替えた実家など、色々なことは忘れていても、家の光景は鮮明に覚えている。長い時を過ごした場所は、心の中にいつまでもあって、大切な場所になっているのだとつくづく思う。
人にはきっとそれぞれに大切な場所があり、大切にしたい風景があるのだろう。私は大切にしたい場所を来年から探そうと思っている。過去ではなくて、これからの日々の中で、大切にしたいところ。りゅうと過ごした散歩道が、このごろでは一番大切な場所なのだが、写真で残したい場所、季節が巡る様子を残しておきたい場所を探してみたいと思うようになった。
何を撮りたいか、何を詠みたいか。その何かを見つけるためのそぞろ歩きを来年の目標にしようと思っている。
年の初めになったら気が変わるかもしれないが、今年もあとわずかになって、そんなことを思った。忘れないようにここに書いておこう。
今日は今年一番冷たく寒かった。風もあって凍えるような日になった。北陸地方や西日本の日本海側では大雪に見舞われている。クリスマス寒波到来で、明日は名古屋でも雪が降るかもしれない。
2022年12月24日(土)わが視野の外から外へ冬かもめ 恩田侑布子
朝起きてみたら雪が降っていた。時々すごい勢いで降ってくるので少し屋根に積もっていたが、すぐに溶けてしまった。
地球の温暖化は今回のような寒気をもたらし、大雪となって生活に影響が出てくることがあるそうだ。四季のゆたかな自然が息づいていた日本も、真夏と真冬という2季へとこの先変化していくのだろうか。大好きな春や秋を感じることのできる日々が少なくなっているのはなんともさみしい。。
大掃除はあと玄関とトイレだけになった。今朝は早くに起きて年賀状を作成していた。なかなか思うようにできなくて、まだ途中だ。明日にはすり終えて出したい。
考えてみたら今年はパソコンを買い替えたので、年賀状の住所録が前のパソコンに入ったままだった。同じソフトが入っているので、データの移行が可能だろうと、古いパソコンを取り出してきて、住所録などの以前のデーターを新しいパソコンに移行した。スムーズにできてほっとした。
2022年12月25日(日) クリスマス億光年の願ひかな ゆう胡
若いころや子どもが小さかった時にはクリスマスは大切な行事の一つだったけれど、この年になると、誰にもプレゼントをあげないし、誰からもプレゼントをもらわないし。年は関係なく、私が、ということだが。
クリスマスよりも年末の大掃除を優先してしまって、それもなんだか少し寂しいなーと、夜は星空を眺めた。風が冷たくて空気がピリッとしていて、星がきれいだ。私の部屋からだと南西に輝いている星が見える。何億光年の時を超えて輝く光なのだと思うと、気持ちが引き締まる。
朝はすごく霜が降りていて、水滴が板塀から落ちてくる。元気に咲いていた夏の花がすべて駄目になったので、今日やっとそれらの花を処分して、新しい花を植えた。玄関の掃除も終えた。
年賀状だけ、今日は手つかずで、まだできていない。1日に届けるには25日までということだが、明日か明後日になりそうだ。
2022年12月26日(月) 血管のしなやかにあれ冬銀河 恩田侑布子
やっと年賀状をすり終えた。お掃除はトイレを残すだけだから、今日はもう休憩することにした。
別に、どうしてもしなければいけないわけではないけれど、やっぱりある程度はきれいにして新年を迎えたい。
ハレの日を迎える清々しさを味わいたいのだ。今年は割とこまめに掃除をするようにしていたから、いつものように大変ではなかったけれど、それでも、普段はしないところのほこりをとったり、拭き掃除をしたりするから、10日くらいはかかった。
明日の朝、年賀状を投函して、トイレ掃除を終えたら、年末年始はゆっくりしよう。暖かな部屋で音楽を聴きながら読書。部屋もきれいになっているし、至福の時間だ。
2022年12月27日(火) 雪山や誰が彫りしかその雄姿 ゆう胡
グランドゴルフ最後の練習日。先週は友人の都で行けなかったので、2週間ぶり。点数は散々だったけど、ホールインワンが2回入った。ショートコースがまっす飛ぶようになってきた。冬の枯芝はボールが滑るのか、今日はとんでもなく遠くまで飛んで行ってしまうことが多かった。もう少しゆるめに打たなければいけないけれど。思いっきり打ったほうが気持ちがいい。ボールが川にも入ったし、溝にも2回入ったりして、これも練習練習と楽しんだ。
帰り道で、雪をかぶった御岳山と恵那山がとてもきれいに見えた。今日は空気が澄んでいたのかも。月もきれいで気持ちの良い一日を過ごせた。
掃除も終了し、明日からは少しのんびりできる。
2022年12月28日(水) 塩一つまみ冬晴のきのふけふ 恩田侑布子
いつものクリニックに予約をして行った。10日ほど、右胸に疼痛があり、帯状疱疹にならないかと心配だったが、今のところ全く症状は出ていない。10日前から3日ほど休みなく続いていた疼痛も今日はほとんど出なかった。が、年末でお医者は休みになるので、その前にどんな病気の可能性があるのか、緊急時の対処療法などが聞きたくて、かかりつけ医に行ってきた。念のため胸のレントゲンを撮ったが、2013年に撮った映像が残されていてその時と変わらないとのことで、肺はきれいで異常なかった。コロナの心配もない。
熱、咳、鼻水もなくて、帯状疱疹のような赤味も水泡も何もできていない。先生は心配して見てくださったが大丈夫だった。他に考えられるのは筋肉の疲れとのことで、症状が治まってきているなら、様子を見ましょうということになった。
帯状疱疹は一度感染したことのある人だと、自分の免疫力で直してしまい、神経痛だけが残ることもあるとのことだ。でもそれなりに皮膚に症状が出るのでわかるようで、その心配もないとのこと。
肋間神経痛なのでは?と聞いたら、肋間神経痛は帯状疱疹のことだとのことだった。帯状疱疹という名が出始める前には、肋間神経痛と言われていたのかなー。
大掃除の疲れ?とは思えないけれど、普段使わない筋肉を使っていたのかもしれない。今日は、そのあと、いつも行っているカラー専門店に行ってカラーだけやって帰ってきた。カットに行っていないので髪がロングサイズ料金になっていた。年末くじが1本引けて運よく1等だった。1等はケア用品が30%オフ、来ていた人は皆3等だったから、空くじはないけど、3等が一番多いようだ。3等はケア用品が10%オフ。くじ運の悪い私にしては珍しいので、いつも購入するケア用品を購入してきた。いつもは定価で購入しているからそれなりにお得だった。年末ジャンボはもう売っていないから、来年初めの運試しに宝くじでも買ってみようかな。いつもそう思いながら買わないままに時が過ぎていく.
2022年12月29日(木)
翳もはやなき冬蝶の息(いこ)ひたる 恩田侑布子
上の娘が今日から仕事休みに入った。1階の窓ガラスを拭いてくれたのでとても助かった。全部は申し訳ないと思い、庭や裏の外掃除をするついでに、キッチンの窓とトイレ、洗面、浴室、納戸の窓の掃除は私がした。下の窓は全部終わってきれいになった。
お正月用のお花を注文しに行って、買い物をして帰ってきたら、もう夕方になっていた。一日が過ぎるのが早い。
明日は名古屋まで出ようか、近場で済まそうか悩んでいる。買いたいのは雲丹といくらなのだが、近場で美味しそうなのがあるかどうか?去年は近場で探したけれど買えなかった。高島屋ならあるような気がするけれど、イオンかバローで済まそうか、名古屋まで出たほうが早いか、迷うところだ。
明日の朝の気分次第ということにしよう。
2022年12月30日(金) 冬夕焼空の消ゆるを見届けり ゆう胡
今日は特別にはやることがなかったので、ついつい細かなところの埃をふいたり、クロスの汚れなどをふいたりして午前中を過ごした。私の部屋の窓も暖かくなってからでいいかと思っていたけれど、時間があったので拭いてしまった。いつもよりはかなりしっかり掃除ができた感じだ。明日、花を買ってきたらすぐに飾れるように迎春と書かれたウサギの敷物も置いて準備完了。
庭の千両を切って飾った。ここに明日、花と桜などの枝物を少し加えれば完成だ。千両だけでもお正月らしく華やかな感じになった。後は頼んであるアレンジを飾る。りゅうの花も頼んである。
結局、今日は名古屋に出かけるのはやめた。明日お肉を買いに行くときに他のものも見てみることにした。今年は下の娘が年末夜勤なので、年明けでないと生ものは食べられない。考えてみたら、お正月明けてからの買い物でもいいような気がしてきたのだ。
お昼は生協で購入した穴子の押しずしを食べた。結構おいしかった。時々お取り寄せしてくれるので利用するのも悪くない。せっかくだから少しワインを飲んでのんびりしてしまった。
2022年12月31日(土) 大晦日クリーム塗る手に夕日指す ゆう胡
大晦日。あまり実感がない。今年最後の買い物に行った。
イオンの駐車場に入れないのではと心配したが、運よく出ていく車があり、入ることができた。
高島屋の食料品売り場のレジは長蛇の列ができていた。上の娘と一緒に行ったので、一つだけ籠に買うものを入れてもらって先に列に並んでもらった。その間に必要なものを購入した。イオンのほうには足を向けてないのでイオンの食品売り場の混み具合はわからないが、大変なのはレジだけで、先に並んでもらったのでスムーズに買い物できた。
お花屋さんに行ってアレンジと千両に加えるお花を購入して、いつものお弁当屋さんによって、お昼のおかずを軽く購入して帰ってきた。来年もこのパターンにしよう。大体のものは生協で購入している。お肉と雲丹、いくらなど、日持ちしないものを今日購入するだけだ。そういう人が多いみたいで、籠の中は皆似たり寄ったりのようだ。
何をいつ購入するのが一番ベストか、来年のカレンダーに書き込んでおくことにした。気が早いけれど、年末になると忘れているので、カレンダーに書き込むのが一番いい。
明日は初日の出を見に行けるだろうか?
最近は朝寝坊している。今年はりゅうのことをお願いしたくて遠くまでは歩けないりゅうは留守番で、一人で行った。
明日はその元気があるかなー。りゅうがいないと、年末の朝の散歩も大掃除をはじめてしまってサボりがちだった。うーん、明日は明日の風が吹くのにまかせよう。
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ゆう胡(俳号)
(掲載写真はすべてゆう胡撮影)
誕生月 弥生
愛知県
朝夕の散歩を日課にして、一日最低8000歩を歩くようにしている。
愛犬のシェットランドシープドッグ(10才雄→2022年3月10日)逝く