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宙旅yuko日記

宙旅yuko日記

 「宙旅yuko日記」は、日々の出来事や感動との出会いを、ここに記憶するために用意した。2022年7月の記録

ギャラリー


「自分に起こることのみ、運命の糸が自分に織りなしてくれることのみを愛せよ。それよりも君にふさわしいことがありえようか。」マルクス・アウレーリウス「自省録」より。
 出会いも別れも、運命の糸が自分に織りなしてくれたことなのだろう。自分にとって大切なものは何だろう、とこのごろよく思うようになった。

2022年9月1日(木) 亡き人の思ひを繋ぐ震災忌 ゆう胡
 以前にも書いたことがあるが、雷は夏の季語、雷光、稲光は秋の季語だ。遠い夜空に稲光だけが走る。稲光は稲を実らせると信じられていたことから秋の季語となったようだ。
 今年は雷が多い。異常気象によるものだろうが、今の雷の多さと豊作は関係しているのだろうか?集中豪雨が来ると実った稲も駄目になることもある。自然の力を恐ろしいと感じさせる出来事が最近は多い。
 今この時、雷光が空中を引き裂き、雷鳴が鳴り響いている。空は暗く、真っ赤な雨雲が近くまで来ている。
 先日テレビを見ていたら、雷が鳴っている時は、今こうして書いているが、電気関係の電源は落として、お風呂には入らないように、水回り、電化製品からは1m以上離れるようにと言っていた。家にも雷が落ちる時があり、実際にコンセントから火がが出た映像が写されていた。
 家に雷が落ちることは想定していなかった。これからは気を付けよう。雷は遠ざかっていったようだ。

☆水路に鷺がいて餌をとっていた。水のあるところにいると、そこに映る姿をとらえることができるから、いい。もう少しきれいな川で撮りたいけれど。
☆何か見つけたようだ。このあと水面にくちばしを入れていたがその瞬間は撮れなかった。いつかきれいな川で鷺を写してみないなー。
2022年9月2日(金) まとひつく湿気九月の朝暗く ゆう胡
 最近、蒸し暑い朝が続いていて、散歩から帰ると、朝食をとりながらしばらくテレビを見ていることが多い。湿度が高いのが身体に一番きつくて、ぼーとしないと回復してこない。
 今朝もテレビを見ていたら、羽鳥慎一のモーニングショーに、ヴァイオリニストの廣津留すみれさんとお母さんの真理さんが出演していた。真理さんが出版された「成功する家庭教育」という本の宣伝も兼ねた出演だったようだが、その教育の仕方がとてもユニークで自由で、真理さんの発想がとてものびやかで、つくづく感心して思わず見てしまった。
 私はもう子育てを終えて、あとは自分の時間を過ごすだけなのだが、そんなことは関係なく、本を読んでみたくなったし、何より、子供と大人の目線が違うこと、それを大切にしておしつけない、そんな生き方が素晴らしいと思った。
 視聴者からの質問の答えで、親が得意なことをする、楽しんでする、暗記も、楽しいもの好きなものを見つければ、自然に覚えたくなるという学びの姿勢は、いくつになってもその通りだと思った。子供はほめてほめて育てたようだ。かわいくて仕方ないから怒る理由がない。当然親子げんかもしない、そんな関係性は、今でも見習う所がある。何事も遅いということはないのかもしれない。
 私も、自分が生き生きと、人生を楽しむことを一番に考えて、これからは日々を過ごそう。
2022年9月3日(土) 一声を残し青鷺去りにけり ゆう胡
 毎朝、鷺と会うようになった。稲刈りが済むと、その刈り後に食べ物があるのだろうか?毎朝、鷺の姿がある。すぐに飛び立っていってしまうことはわかっていても、姿が見られるのは嬉しい。
 2か月間無料のオープンキャンペーンをやっていたので、フイットネスジムに通うことにした。できるかどうかちょっと不安だが、腰回りの筋肉を和らげて、腰痛が起きないように、少し筋力トレーニングをすることにした。マシーンの使い方を教えてもらったが、どの程度まで動かしていいのかわからないので、1か月間だけパーソナルトレーニングをすることにした。週に1回マンツーマンで、教えてもらう。来週からスタートなので、今日は、自転車こぎを約5キロ20分くらいして、マシーンの使い方を教えてもらっって少しやってみた。
 ジムは続いたことがない。が、散歩道の途中にもあって、4店舗に自由に行けるのと、24時間営業なので、散歩の帰りに少し運動してシャワーを浴びることができるのがいい。散歩の時に前を通りながら、見ていたので、これからは、散歩に加えて、少し筋力トレーニングをしようと思っている。体重、体脂肪、筋肉量を測ってみたが、体脂肪をもう少し落とさないと。家の体重計だとそれほど体脂肪は多くならないが、シムのほうが数字が多く出た。多分こちらのほうが正確だと思う。
☆いつも一緒に行動している。同じ場所にいるわけではないけれど、必ず近いところにいるから、つがいなのだろうか?

2022年9月4日(日)半月や命懸け命をつなぐ生きものよ ゆう胡
 夕方の外の風は涼しい。半月が昇っている。星が出始めてこの季節の月は輝きを増す。
 NHKスペシャル「命をつなぐ生きものたち」の1と2を再放送していたので見ていた。鳥も魚も命をつなぐために命がけで戦っている映像が流れていた。魚たちは雄が必死で命を守っている姿が心に残った。卵を守るために外敵と戦ったり、葉に生みつけた卵に水をかける雄の魚の姿など、見ていて心打たれた。
 毎日、鳥を見ていると心が和むが、自然の中で必死に生きているからこその美しさなのだと、改めて教えられた気がする。
☆月はスマホではきれいに映らないけれど、上弦の半月も美しい。これから晴れた日は毎日満月へと近づいていく美しい月を見ることができる。10日が中秋の名月だ。ちょうど句会の日だから、月で1句詠んでみよう。りゅうの月命日でもある。
2022年9月5日(月)生きること死ぬこと月を見て思ふ ゆう胡
 昨日は命をつなぐ生きものたちの不思議なドラマを見たが、偶然、今日は「生き物の死にざま」という本に出合った。
 生き物は命をつなぎ、死を迎える。それは時には残酷な時もあるようだ。9月になると庭に蝉の遺体が落ちている。蝉は上を向いて死んでいる。昆虫は硬直すると足が縮まり関節が曲がる。地面を支えていることができなくなって、ひっくりかえってしまうのだ。だから、死が間近の蝉は、ひっくり返る。庭の草地に元に戻してやっても、すぐに仰向けになる。仕方ないことだったのに、蝉にしてみれば、私の行動はすごく迷惑なことだった。それでも、これからも、仰向けの蝉は草地に連れて行って、自然体に戻してしまいそうな気がする。地上に出てからの短い命を思うと、厳かな気持ちになる。
 死は動物や昆虫、そして人間にも訪れる。死は誰にでも訪れる。最近、朝起きると、今日も元気で目覚めたと、頭の片隅で、ふとそんなことを思うようになった。生と死がより身近になってきているようだ。
2022年9月6日(火) 思ひ出す君の瞳を虹の橋 ゆう胡
 この辺りは、台風の影響はそれほど出なかったから、いつも通りの時間を過ごせた。
 朝の散歩は時々雨、風が少し涼しい。田んぼまで行く途中で雨が降り始めた。雨脚が強くなることはあっても、すぐに止む雨だ。
 田んぼできれいに虹がかかった。二重虹だった。二重の部分は色が弱くてはっきりとは虹色になっていない。
 二重虹を見たのは初めてだ。どんな気象条件で現れるのだろうと検索してみた。通常、虹は空気中の水滴の中に光が1回反射するとみることができるとある。雨粒が大きい時など条件が整うと、水滴の中に光が2回反射して外側の虹も見えるようになり、「ダブルレインボー」が現れるようだ。激しい雨が降った後や雨粒が大きい時。今朝はその気象条件に当てはまったようだ。
 内側の鮮明な虹は主虹、外側の薄い虹は副虹と呼ばれている。主虹と副虹とでは色の順番が反対になる。鮮明ではなかったが、確かに色の順番が反対になっていることはわかった。
 散歩で、多くの幸せな時間をもらっている。
 虹を見ていると逝った者たちが思い出される。そこにいるような気がして、今朝はずっと虹を見ていた。
☆きれいに虹がかかった一瞬。虹は条件が整った時に現れるが、すぐに消えていく。そのはかなさゆえに美しさが鮮明に心に残るのだろう
☆鳥たちが群れて飛び去って行った。雨の後で鳥たちはとても賑やかだった
☆ゆったりと飛び去って行くのは鷺だ。今朝は何羽も見かけたが、雨に急いで飛び立っていった
☆二重虹だとわかるだろうか。肉眼で見るほどには鮮明には映っていないが、肉眼だと結構美しく二重の様子を見ることができた
☆アップにするとこんな感じだ。色の順番が反対なのがわかる
☆今朝は青空も少しは見えて、虹の色も鮮やかに見えて、嬉しかった

2022年9月7日(水) 電線に鳩の一列秋の雨 ゆう胡
 今日の「徹子の部屋」は、私が最近読んでいる和田秀樹さんがゲストだった。和田さんの本は「70歳が老化の分かれ道」「80歳の壁」と読んで、先日「70歳の正解」を購入した。これはまだ読んでいない。
 でも、今日のお話では、同じ人のものを読むより、新しい人のものを読むほうが前頭葉が活性化するということだった。
 大切なことは意欲で、前頭葉を使うこと。新しいことをしないとどうも前頭葉は働かないようだ。同じことの繰り返しはダメ。好奇心をもって日々を過ごすようにしないと、どうもダメみたい。
 散歩コースも時々変えてみないと駄目かなー。季節の移り変わりを感じることができる今のコースが一番好きなのだけれど、時々は初めての道を歩くことにしよう。本も知らない人のものを手に取ってみよう。
 長生きしたいということではなくて、生きている間は健康で、自分のことは自分でできるようにしたい。ジムに行き始めたのも、身体の硬さを最近痛切に感じるからだ。柔軟な身体と柔軟な脳は、歳をとっても暮らし方次第で維持できるのではと、この頃思うようになった。
2022年9月8日(木) 霧深き湖の架け橋桃源郷 ゆう胡
 今日は、写心教室で豊田の王滝渓谷に行った。途中少し激しい雨が降ったが、散策路を歩くころには止んで、ほとんど傘をさすこともなく、霧に煙る景色は幻想的で、いいロケだった。
 写真的に私はうまく撮れたというものは少なかった。最近、腕なのかカメラなのか、今一つの写真が多く、限界を感じている。
 歩く時間はとても楽しくて、雨に濡れた草木はみずみずしく、ここにもコサギがいて、王滝湖かけ橋が霧の中に浮かび上がっている風景はとても素敵だった。

2022年9月9日(金) 名月や今年一人でこの道を ゆう胡
 3日続けてジムに行ったらちょっと疲れて、今日は休息日。珈琲を飲みながら録画してあったドラマを見て、のんびり過ごした。まあ、お昼過ぎまでは。
 本当はのんびりしている場合ではなくて、明日の句会の提出句のまとめをしなければいけなかったのだが、夕方やっとやる気になってなんとかまとめた。兼題の一句がまだできていないので、これは明日の朝までにやるとして。
 もう夜の8時だ。一日が早い。ちょっと日も短くなってきた。
 ジムに行くようになって、外の空気を吸うからか、何となく元気で毎日が楽しい。大嫌いだった運動も、少しづつだが、楽しみながらできるようになった。欲張らず、一日にやることを決めてやっているからだろう。
 話さなくても人の気配を感じたり、人と出会ったり、挨拶したりするだけでも、元気になれるんだ。ということも感じている。外に出ていくことの大切さをしみじみ思う。コロナの予防をしながら、週5日を目標にジムに通おうと思っている

2022年9月10日(土) 名月を盃に盗みて一人飲む ゆう胡
 句会の日で、終わった後も、出かける用事ができて、なんだかとても忙しい日になった。
 中秋の名月を見ようと、今やっと空を眺めて、東の空に満月を見ることができた。もう9時25分。東の窓に煌々と輝く満月を眺めることができる。
 今日はりゅうの月命日でもあった。大好きだったお肉のお供えはできたけれど、お花を買ってくる時間がなくて、あした一日遅れでゆっくり、りゅうとの時間を過ごすことにする。りゅうは花より団子だったから、花などなくても寂しがらないだろうけれど。私は花を飾りたい。
2022年9月11日(日) 星を友に月は今宵も輝きて ゆう胡
 今日もきれいに月が出ている。近くに星が出ているので調べてみたら、どうやら木星のようだ。明日の明け方にも月と木星が近くに見えるとあるが、見ることのできる時間に起きれるかなー。
 日の出は少し遅くなってきてはいるが、それでも、明るくなってしまっては星が見えない。最近は5時だと外はまだ少し暗い。明日の月の入りは午前7時ごろのようだから、お天気が良ければ月と星を見ることができるかもしれない。朝焼けの空に月と星のコラボを見ることができれば、幸せな気分になれるかな。
2022年9月12日(月) 午前五時十七夜の月輝ける ゆう胡
 午前5時に起きて西の空を見たら、月と星が輝いていた。この時間は黄金色に月が輝き、木星がすぐ近くにいた。東の空では朝焼けが始まりかけていた。一瞬の輝き。5時15分には、そういった朝が始まる前の輝きの色はすべて消える。歩き始めたころには星の姿が見えなくなっていた。
 今日はジムの無料のレッスンに参加してみた。普段使わない筋肉を使ったので、かなりしんどかった。筋肉痛が出そうな予感。痛みがあるときはトレーニングをしないようにということだった。痛みが出るかもしれないが、出てくるのは遅いかも。
2022年9月13日(火) 筋雲や飛行機雲は南へと ゆう胡
 朝の日の出の前後だけは、秋の気配を感じるようになった。日中はまだ暑い。この時期の疲れは秋バテというそうだ。
 残暑が厳しくなり、秋が来ても涼しくならない。夏バテだと思っていたが、秋ばてになるのか。
 昨日のジムの筋肉痛はいいことだが、身体中が痛いから嬉しくはない。今日からはマシーンも少し重量を上げてやってみた。体力がないからそれなりに疲れるが、運動後のからだの調子は良い。今回は続けられそうな気がしている。
2022年9月14日(水) アンテナにカラスが三羽秋憂ひ ゆう胡
 今日はシルバーカレッジ二七市会の学習会と総会があった。ここ2年は中止だった。カレッジの仲間との深まっていたきずなもコロナで、何となくほどけて希薄になったような所はある。来年の3月で、強制加入だった会も自由参加になるから、今後はさらに様子は変わってくるだろう。私は参加するつもりだ。
 今日の学習会は「徳川家康の経済安全保障」と題して市橋章男さんのお話だった。とても面白かった。わかりやすかったし、興味深い内容だった。
 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康のキリスト教とのかかわり方や、ポルトガルが日本へと布教を広めたその本当の意図など、今日の話が本当ならば、日本がとった政策はある意味納得できる。色々知らなかったことも多く、今のロシアとウクライナの戦争とも絡めて経済が果たしている役割なども考えさせられた。
 もう少ししっかりこの時代を勉強してみたい。来年の大河は家康の若かった頃の話のようだが、少し興味がわいてきた。
2022年9月15日(木) 冷蔵庫掃除すませてマスカット ゆう胡
 久しぶりに友人が家に来ておしゃべりをした。昨日はカレッジの仲間と会えたし、すごく元気にはなったのだが、少し今日は疲れている。
 昨日の歩数は1万5000歩で、散歩と往きの会館までの歩きで、やっぱり相当疲れたのかもしれない。今朝の散歩は何となく身体が疲れた感じがしていた。が、そのあとも一日疲れが取れなくて、ジムはお休みした。せっかくできたリズムが乱れるといけないので、一日おきくらいで行くように心がけないと。
 昨日はいつものところでおせちを予約。もうそんな季節になったのだ。今日は冷蔵庫の掃除をして、部屋の掃除もした。だから疲れているのかなー。まあ、すっきりはした。
 今年の夏は湿気が強かったので、少しづつ掃除をして、家に風を通さないと。秋になるとやることが多くなりそうだ。
2022年9月16日(金) カレンダー予定削除の秋疲れ ゆう胡
 今朝、散歩に行こうと庭に出た。お隣との板塀のところに何か動くものがいて、茶色の毛並みだとわかる。細長い胴体はイタチかなと、塀のそばに行くと、塀のすき間からイタチが顔だけのぞかせた。目が合って写真を撮ろうとスマホを出したら、あっという間にどこかに消えていった。
 イタチは蛙などを食べるというから、庭でのんびりしている可愛い雨蛙を食べに来たのだろうかと心配になって雨蛙を探してみたが、一匹も見つからなかった。
 散歩を終えて、もう一度庭の塀のあたりを見てみると、姿を隠していた雨蛙が4匹出ていた。イタチが来て隠れたのだろうか?
 防犯カメラで2日前までの映像を確認してみたが、イタチが家の庭に入り込んでいる様子はなかったので、ちょっと胸を撫でおろした。出も時々はやってきているのかもしれない。お酢や漂白剤が嫌いのようだから、雨の後でお酢をまいておこうかな。
2022年9月17日(土) 黒豹の見つめる先の野分かな ゆう胡
 購入してあった和田秀樹さんの「70歳の正解」を読んでいる。私の様に、すでに仕事をやめてしまって、子育ても終え、趣味もあるけれど、とことん突き詰めてもいなくて、それなりに楽しいけれど、さて、これからの日々をどう過ごせばもっと充実するのだろうか、と考えながら、何となく日々を過ごしている人がいたら、この本はおすすめだ。
 やりたいことがいっぱいあって、時間が足りないくらいで、今の生活がすごく充実して楽しく、健康な70歳前後なら、まだ読まなくてもいいかもしれない。が、参考までに読んでみるのも悪くない。
 色々実践したくなることは多いが「コロナ時代も元気に生きるための10の動詞」を紹介しておこう。これなら明日からでもできる。
 あ→歩く
 か→噛む
 さ→サボる
 た→食べる
 な→和む
 は→話す
 ま→学ぶ
 や→役立つ
 ら→楽観する
 わ→笑う
 これは実行してみるといいことだろう。
 それほど努力しなくても、日々の生活の中に取り入れることができる。私はこの中であまりやれていないのは、「は」と「ま」と「や」と「わ」かな。明日からは「はまやわ」を心掛けて過ごそう。
2022年9月18日(日) 窓を打つ風音うねりだす野分 ゆう胡
 今朝は下弦の月が空に浮かび、雨の後には虹がかかった。空は一瞬の邂逅。その景色に出会えたことにいつも感謝だ。
 雲の流れが速いので、景色の変化も早い。毎朝、ドキドキしながら朝の景色に出会っている。広いのっぱらというか、畑や田んぼのある平坦な空間が広がっていることにも感謝だ。
 私の家の周りなどは、住宅地になっていくので、広がりのある空間が少なくなっている。散歩はたまには違うコースをと思うのだが、やっぱり同じコースを歩いてしまう。それでも毎日飽きることはない。空の景色が違うのと、鳥たちが色々な表情を見せてくれるから。自然の恵みを感じながら歩くことができる。
 明日の午後から台風の影響が出てきそうだ。相当に勢力が強いということで、アナウンスが駐車場の開放を知らせている。今日も突然雨が降り出す時があった。明日はもっと雨風が強くなるのだろうか?飛びそうなものは片づけて、軽いものは重いものにしばりつけたから、河川が氾濫しなければ、何とかなるだろう。台風はいつも緊張する。明日は家から出られないだろうな。朝の散歩はまだいけるだろうか?今のところまだ静かだ。
2022年9月19日(月・祝)鳥もまた風に飛ばさる野分かな ゆう胡
 朝の散歩くらいはいけるかなーと出かけてみたが、台風の時はやっぱり怖かった。
 風がうねっていて、渦を巻いているかのように吹いてくる。時々急に激しい風にあたってびっくりするときもある。
 神社の木の枝が朝には折れてかなり飛んでいた。これ以上の散歩は無理だろうなーと思っていたら、暗くなってきたので神社で雨宿りした。風が強くなり真っ黒な雲が来て強い雨が降った。この時間の雨は一時的なものなので、小降りになったのを見計らって帰ってきた。真っ黒な雲が後ろに控えているので、急いで帰ってきた。
 鳥も飛んでいるのではなくて、まるで吹き飛ばされているようにねぐらに急いでいた。家に帰りついたら大粒の雨が振り出して、今日は滑り込みセーフ。何とかぬれずに済んだ。
 夜には線状降水帯予報が出ている。高齢者避難も発令された。非難はしていない。浸水に備えて、1階のものを2階に上げるべきだろうかと考えているところだ。もしもの時も自宅の2階で状況を見ることになるだろう。河川の氾濫が一番怖い。この辺りは低いから、氾濫すれば被害が出そうだ。夜はゆっくり眠れないかもしれないなー

2022年9月20日(火)敬老の日の警報でてをりぬ 夏井いつき
 夜中に雨音で目が覚めたが、雷を伴うような激しい雨ではなかったので、また寝てしまった。朝も雨が降っていたが、風もそれほど強いものではなかった。中心より東側は影響を強く受けるけれど、それでも直撃に比べれば、やはり影響は少なかった。
 今年はまだ海水温が高いので台風が発生する可能性があるとニュースが伝えていた。もう9月の半ばだけれどまだ台風が来るのだろうか?
 明日は朝の温度が20度と、秋の気配を感じることができそうだ。この時期は家の中より外のほうが涼しい。今日も夕方散歩に行ったら、空には爽やかな雲が広がり、彩雲も現れていて、風も心地よかった。家に入ったら蒸し暑くて切ってあったエアコンを少し付けた。10月、11月は平年並み。12月からは平年より寒くなるとのこと。早めに大掃除をしなければいけないなー、などと天気予報を聞きながら考えていた。まあ、10月はいい季節だから楽しく過ごして、それから考えよう。

☆下弦の月と筋雲と飛行機雲のコラボ。飛行機が月に近づく様子を写そうと何度もスマホのカメラのシャッターを押したのに、何故か映っていなくて、映った時にはこんなに離れていた

☆今朝の虹はとても色鮮やかな二重虹だった。住宅地まで来てしまっていたので、全景は写せなかったが、こんなに鮮明な虹は久しぶりだ
☆七色がはっきりわかる。虹色って本当にきれいで幸せな気分にさせてくれる
☆雨蛙がこんな色にもなっていた。これも保護色のなせるわざかなー
2022年9月21日(水) 物語紡ぐ綿雲いわし雲 ゆう胡
 一日一句詠むことを目標にしてきたが、昨日の夜はちょっとしたアクシデントがあって、詠めなかった。
 何げない一句を詠むだけなのだが、心に動揺があったり、嫌なことや怒りの感情があったりすると、なかなか句が詠めない。
 大したことではないのだから、さらっと流せばいいことのほうが多い。今日電話をして昨日の問題は解決した。
 何がどうなって何をすればいいのかを、頭の中だけではなくて書き出してみると、問題点が見えてきていい。
 天高くというけれど、本当に気持ちのいい空が広がっている。今日は綿雲がかわいらしく空一面に広がっていた。
 一番空がきれいな季節。台風一過の澄み切った青の色に感動をもらっている。
2022年9月22日(木) 友に書く手紙楽しや天高し ゆう胡
 最近、夜寝る前に桃ワインを飲んでいる。アルコール度は7%。桃を発酵してつくるのか、甘い。
 香をたきながら、お気に入りのドラマを見たり、本を読みながら飲んでいると楽しい気分になる。少ししか飲まないから、悪酔いはしないし、夜ぐっすり眠れる。
 で、最近は少しさぼっている。何をサボっているかといえば、俳句の勉強だ。運動は散歩とジムを楽しんでやっている。そのせいか夏の疲れが出てきた感じはないけれど、程よく疲れて食欲があって、満足して寝てしまっている。脳を全く使っていない。少しだけ心配になるが、ジムが続いているなんて私には珍しいことなので、嬉しいほうが勝っている。
2022年9月23日(祝・金)秋の雨バウムクーヘン並び買ふ ゆう胡
 よく降る雨だ。また台風がきている。先ほどまで真っ赤な雲がいて雷も鳴っていたが、通り過ぎていったようだ。
 愛知県の東部に線状降水帯予報が出されている。今は激しい雨ではなくなったが、ずーと雨が降り続いていて、時々思い出したように激しさを増す。そんな時雨雲予報を見ると、真っ赤な雲が生まれている。今晩はずーとこんな感じなのだろうか?
 今日は久しぶりにイオンに行った。朝早くに行ったにもかかわらずすごい人だった。午後から台風の影響が出るとの予報だったから、早めに訪れる人が多かったのだろうか?駐車場もいっぱいだったが、ちょうどタイミングよく出ていく人がいて入ることができた。道も混んでいたし、やっぱり土曜・日曜・祝日は出かけるのをやめたほうが賢明だ。
2022年9月24(土)旧暦を調べ銀河を探すなり ゆう胡
 私が通っているフィットネスジムは土曜・日曜はすごくすいている。今日は夕方行ったのだが、2・3人がトレーニングをしていただけで、帰るときには一人もいなくなっていた。
 とてものんびりとトレーニングができるので、気に入っている。若い人のほうが多いから、混むのは夜の7時から9時で、他の時間帯は混んでいるといっても、それほどではない。プールやヨガやダンスなどができるクラスのあるジムとは違うから、混み具合が違う。色々楽しいクラスが好きな人には物足りないだろうけれど、私のようにそういうクラスが苦手で、あると行かなきゃと思うことで、かえって行けなくなるタイプには、合っている。
 ジムに行くようになって、散歩が軽やかにできるようになった。秋の心地よい空気を吸いながらの散歩は気持ちがいい。
2022年9月25(日)墓石に秋蝶の来て止まりをり ゆう胡
 やっと、友の墓参りに行った。2019年に亡くなった。知らせを受けてから、友の奥さんに手紙を書くまでに長い時間がかかった。そして、コロナで何度か行けなくなっていた墓参りを奥さんと一緒に昨日果たした。
 亡くなる2年前のはがきに、「会いたいなー」と書かれていた。あの時あっておけばよかったと。今でもそのことだけが悔やまれる。
 私たちは友が20代、私が30代の時に初めて会った。一つの集まりで出会い、仲間とともに過ごす時間がとても楽しかった。その後、私は離婚して5年後に名古屋を離れた。名古屋を離れた同じころ、友は今までの仕事をやめて、結婚して大阪に行く決心をした。悩みの多かった時期だから、お互いプライベートなことを多くは語らなかったけれど、いい相談相手でもあった。
 山が好きで自然が好きで花が好きだという共通点があった。が多くを語ったわけではない。それでも不思議と、いつか生きてきた人生を語り合えたらいいなーと思っていた。生きてきた良い面も悪い面も受け止めてもらえる数少ない友だと思ってきたし、その思いは同じだっただろうなーと、何となく思っていた。
 友の奥さんとは始めて会った。名前は友から聞いていたし、色々な話を聞いていたから、初めて会ったような気がしなかった。そして理解した。友と私は似ていたのだなーと。行っていたところ、見たいところ、したかったこと。友の奥さんは、いま、大学に通い、友が生きて大切にしてきた人や物や場所と巡り合う旅をしているのだと言っていた。あまりの突然の死をまだ受け入れることができなくて、その時から彼女の時間はまだ止まっているということが、わかった。
 「なぜ?」その多くの問いをまだ自分に抱え込んでいる。病名はあったとしても、友の死は過労を見過ごしてしまったことに起因しているから、残されたものには後悔がある。話を聞いていたら、色々なタイミングの悪さが、病気を重くするほうへ導いてしまった、そんな感じもあった。
 ずーと彼女が元気であってほしいと願ってきた。今もそう思う。元気そうだったけれど、3年以上が過ぎた昨日も、まだ涙を流した。一人の時には、涙を流す時があるのだろうと想像できた。
 それでも、大切な人を心に持って生きていけるということは素晴らしいことなのだと思う。そういう人と巡り合えたことは、その人を強くすると信じたい。
 私が大好きだったところ、友も大好きだったところに、私もまた行ってみようと思った。やっぱり友と一緒に行きたかったなーと。もう墓に入ってしまった友に、ちょっと愚痴った。
 「逝くのが早すぎるだろう」と。

2022年9月26(月) したいことリスト画帳に秋の海 ゆう胡
 前にも紹介した、今気ままに読んでいる「70歳の正解」のなかで、気に入ったことをもう一つ紹介してみよう。
 遺書を書くまえに「したいことリスト」を書く。というものだ。死ぬまでにしたいことを書き留めたリストを英語で「バケット・リスト」と呼ぶそうだ。目標を立てておいたほうが、老いを有意義に過ごすことができるという発想。目標をたてるということは「期限を切る」「締め切りをつくる」ということだとも。
 仕事はフリーのライターだったから、いつも締め切りに追われて仕事をしてきた。一度も締め切りに間に合わなかったことはない。そんなことがあれば仕事はしていけなかっただろう。
 で、仕事をやめてからは締め切りをつくることをしないできた。締め切りはやっぱり必要なのだろうか?とこの本を読みながら考えている。が、とりあえず「したいことリスト」を作ってみようと、今取り組んでいる。この「したいことリスト」は、夢物語のことではなくて、具体的に自分が死ぬまでにやりたいことを書くものなので、結構真剣に考えている。老後は現役以上に目標と計画を立てることが重要だと。うーん。これだとのんびりというわけにはいかなくなる。さてどうしたものか?
 今年いっぱいかけて、真剣に考えて目標を決め計画を練るつもりにはなっている。この期限の取り方が、もうすでにのんびりではないかといわれそうだが、急がず焦らず、でもワクワクしながらこれからの人生設計を図式化してみたい。
2022年9月27(火) 曼殊沙華川面の赤を風揺らす ゆう胡
 今日は蒸し暑かった。少し涼しいのに慣れていたから、しんどいなーと。ジムに行っても、いつもよりは軽い運動で切り上げてきた。季節の変わり目は気を付けて過ごしたい。
 私は今「ピースウインズ・ジャパン」のワンだぶるサポーターに登録している。保護犬を支援するためのささやかな寄付だ。
 時々メールが送られてきて、保護犬たちの様子を知ることができる。動画が添付されているので見ていると、保護されたわんこたちが元気になっていく様子が伝わってきて、気持ちが和む。
 動物愛護センターから連れてこられたばかりの犬は、中型犬や大型犬が多い。老犬や障害を持った犬、病気やけがを持った犬、野犬など様々だ。おびえて人にはなつかず、時々は歯を向けることもある。そういったワンコたちの世話をして、少しづつ信頼を取り戻し、可能ならば里親へと手渡していく。
 ピースワンコがこれまでに命を救った犬は7000頭を超えている。譲渡できずに面倒を見続けなければいけない犬がどんどん増えて大変な時もあったとニュースに書かれていた。
 今は寄付をするという形でしか支援できないけれど、もう少し何かできることはないだろうかと考える時がある。一頭でも救える命があるのなら、そう思いながら、若い人たちとわんこたちが頑張っている動画を見ている。
2022年9月28(水) 秋の旅上着あれこれ迷ふかな ゆう胡
 明日から友人3人とツアーで旅行に行く。随分前に申し込んだものだが、コロナも少し収まってきて、ちょうどいいタイミングでの旅行になった。お天気もよさそうだし、楽しみだ。
 日曜日も用事があり、旅行から帰ってすぐだが、朝早くから出かけて帰りが遅くなるので、更新は月曜日になりそうだ。
 明日の朝はすごく早いので、今日は早く休むことにする。

  

profile

ゆう胡(俳号)
(掲載写真はすべてゆう胡撮影)

誕生月  弥生


愛知県

愛犬のシェットランドシープドッグ
(10才雄→2022年3月)逝く

朝夕の散歩を日課にして、一日最低8000歩を歩くようにしている。