本文へスキップ

テラスで俳句を

    

  振り向けば秋の虹立つ君が立つ  ゆう胡
 写真展を見に行った時に、写真を写す時には、そこに「物語」があるかどうかを考えて写すといいよというアドバイスをいただいた。一瞬に感動して写真を撮り俳句を詠んできた。結果として物語が立ち上がってくることはあったが、これからは、心して俳句を詠み、写真を撮りたいと思うようになった。

ギャラリー


2023年10月16日(月) 海原に空の溢るる秋夕焼 ゆう胡
 机の上に2つの新聞記事が置いてある。ひとつは13日の中日新聞に入ってきた藤井壮太さんの八冠達成の号外。どこにしまっておこうかと考えて机の上に置いたままだ。もうひとつは昨日の中日新聞の今週のことば、青山俊董さんの記事だ。良寛様のお話だ。和歌や漢詩をたくさん残しているその中の五言詩
 「たれかわが詩を詩という
 わが詩はこれ詩にあらず
 わが詩の詩にあらざるを知らば
 始めてともに詩と言うべし」
 ここからは引用する。
 「漢字にはすべて韻があり、平字(ひょうじ)と仄字(そくじ)にわかれ、漢詩を作る上においての規則があり、それに従っていないと詩とは見なされない。良寛さまは平仄のことは熟知しながら、それに従わず、自在に作詩された。そこを「わが詩は詩にあらず」とのべられたのであろう。」
 どうしてこの小文に魅かれたのかはよくわからないのだが、詩の詩にあらざるを知らばというのは、どの世界でも同じなのだと思えたのかもしれない。俳句は定型の文学だが、時々季語を入れなくてはいけないことに困ることがある。この詩の詩に在らざるを知らば、もう少し自由に俳句の世界を自分の中で広げていけるのだろうか、などと苦吟している自分を見つめながら思ったのかもしれない。
2
023年10月15日(日) 秋蝶や羽休めずにいづこへと ゆう胡
 イベントがある日に中央総合公園にバスを利用して行くのはやめよう、というのが昨日の感想だ。天気も曇りから雨へと変化する日で、太陽の光を味方に付けることができなかったので、写真もどれもいまひとつだった。
 とにかくバスが動かない。東公園のあたりから全く動かなくなる状態が30分くらい続いた。で、行きは1時間30分、帰りは、さらに東岡崎駅までの道が渋滞していたようでバスが来なくて待たされて、2時間30分、家に帰るころには雨も降っていて、お出かけするときは考えようという教訓を得たかな。
 疲れ果てて、さすがにパソコンに向かう気力が残っていなかったので今朝の更新になった。
 それでも、お出かけすると気持ちが晴れやかになる。なんとなく気分がいいから不思議だ。昨日のような日は行く先を選べばいいのだ。中央総合公園は写真を撮れるところがたくさんあるし、散策も楽しめるので、お天気のいい日には気軽に出かけていけるような気がした。
2
023年10月13日(金)野にありて香りはじめし秋蝶へ ゆう胡
 今日は内科検診の日で、出かけたついでに、整形外科と思い立って眼科にも行ってきた。目がすごく疲れるので、どこか悪くなっているのではと思ったのだが、変わりはないようだ。
 先生が1昨年は11月、昨年は9月に、目が疲れると言って来ていますね、と言っていた。どうやら季節の変わり目にドライアイがひどくなるようだ。
 秋の夜長で、快適な気候になると本を読んだり、テレビを見たりと目を酷使しているのかもしれない。
 順調に午前中で必要な1か月検診を終えることができてほっとしている。昨日は歯医者の3か月検診も済ませたので、これですべて完了。面倒がらずにさっさとやってしまえばいいのだ。
 明日は中央総合公園で写真の勉強会が行われる。
 実際に撮影して、次回にその写真で寸評してくれるらしい。お天気もよさそうなので、俳句の勉強会はお休みして、早めに行って、午前中は俳句を詠むことにした。同じ場所でイベントがあり、バスでの移動に時間がかかりそうだ。バスであまり行ったことがないから、ちょっと心配なので早めに行くことにしたのだ。
 あんな不便なところに公園を作って、行くのにすごく苦労する。もう少しバスの便をよくしてくれればいいのにと、足のない私は、中央総合公園と聞くたびにむっとしている。

2
023年10月12日(木)息づく大地湖に秋に気配 ゆう胡
 北海道の写真を見ていると、北の大地の広がりを感じることができる。私が行ってきたから感じるのか、広がりのある広大な大地は、写真にも、その雄大さを写し込むのか?
 空気の透明感や張りつめた大地の気は、写真の中に北の大地の鼓動のように映りこむのだろうか?
 被写体がいいから、自分が写した写真でも充分に楽しむことができる。ここにいれると、画像を小さくするので、少しピントがぼけた写真になるのが残念だが、教室で先生に見てもらって、ピントが合っているかと聞いたところ、大丈夫、きちんとピントはあっているとのことだったので、画像を縮小することから起こる現象のようだ。
 今度また行く機会があったら、大きいカメラを持って行きたいな。北海道への撮影旅行が、これからの私の夢になるかもしれない。
2
023年10月11日(水)樹々の葉に秋の色見る屈斜路湖 ゆう胡
 しばらくお休みしていたジムに昨日出かけてみたら、今日は見事に筋肉痛になった。歩いているだけでは筋肉は全く使っていなかったようで、いつも通りのメニューをこなしただけなのだが、ちょっときつかったようだ。夏の間サボっていたことを身体はきちんと把握しているようで、以前と同じメニューだとしばらく筋肉痛が続くかもしれない。一日おきくらいにまた通うつもりでいる。
 明日は写真教室なので、先月の写真を整理してみたが、少しピントが甘いのと今一つこれといった作品がなかった。北海道に行ったときの写真も少し入れた。明日は作品展の作品を選ぶ予定だけれど、いい作品があるかしら。
2
023年10月10日(火)シマエナガ逢う日来ること願ふ秋 ゆう胡
 今回の北海道旅行で、「シマエナガ」という可愛い小鳥が北海道に生息していることを知った。私たちが旅したひがし北海道に数多く生息しているらしい。シマエナガのキーホルダーやぬいぐるみなどがお土産物屋にはたくさんあった。
 シマエナガは北海道だけに生息する鳥で「雪の妖精」と呼ばれている。冬にはもふもふの真っ白な羽毛に覆われる、その姿がぬいぐるみになっていた。
 野鳥で全長14㎝。その半分は尾だというから、本当に小さな鳥で、なかなか逢うことは叶わないだろうが、それでも多くの写真があるから、根気よく写真を撮っている人がいるのだろう。
 体重も8グラムと小さくてかわいらしい。冬の真っ白な時の姿が魅力的な鳥だが、夏はちょっとみすぼらしくなるとある。真っ白な羽毛がなくなってしまうのかもしれない。
 真っ白なシマエナガに会ってみたいなー
2
023年10月9日(祝・月) 初雪の便り北より届くなり ゆう胡
 まだアップしていないが、北海道の写真の整理をしている。昔行ったところも整理しておこうとやっているが、結構時間がかかる。
 でも、写真を見ていると、なんだかとても懐かしい。写真の整理をすると色々と思いだすのがまた楽しい。海外は印象が強いのでよく覚えている。国内だと北海道が私は好きだからよく覚えている。
 それでも初めて北海道に行った時のことは写真も残っていないので、ほとんど忘れている。芝桜を見て摩周湖に行き、オシンコシンの滝を見て層雲峡に泊ったことは覚えていて、時期は6月、満開の芝桜を見たことは覚えている。が、詳細は思い出せない。
 フィルムの時代だったから、今のようにたくさん写真を写さなかったし、2.3枚ある写真を見て、ああと思いだす程度だ。写真ってそういう意味ではやっぱり大切だ。映像が記憶に働きかけてくる力って大きいと思う。
 最近は、行ったところでいつも地図や案内をもらってきて、帰ってからそれを読んでいる。北海道はしっかりとした冊子が多く出ていた。段々と紙の冊子を作るところが少なくなってきているが、写真が載っていて手に取って眺めることができるこういう冊子は大好きだ。
 こういった冊子を作る仕事をしていたからかもしれないが、とても愛着を感じる。いつまでも、情報や町の様子を伝えてくれる冊子が残ってくれるといいな。

2
023年10月8日(日) 呼びなれぬ地名覚える秋の宙 ゆう胡

 私が北海道に行っている間は、こちらは真夏日だとニュースが伝えていたのに、帰ってきて1週間が過ぎただけなのに、初秋を通り越して朝晩は少し寒いくらいに季節が変化した。
 朝いつもと同じ時間に起きると、外はまだ暗くて、月が輝いている。もう少し寝ていようかなー、なんて思う季節になった。10月なのだから不思議ではないのに。9月が暑すぎたのだ。
 今年のこの季節の移り変わりの速さに驚きながら、毎年、そんな感慨を持っているということにも気が付いた。
 夏の間眺めていたお隣さんの蜂たちが、最近は全く活動をしていないようで、気が付いて巣を落としたのかしらと思っているのだが、蜂の姿もめっきり見かけなくなった。
 庭に去年植えたフジバカマが咲き始めたから、アサギマダラが来ないかと待っている。が、まだ一度も見かけていない。この小さな庭のフジバカマにはまだ気がついていないのかも。10月初旬から11月初旬、10月中旬が飛来のピークだというから、楽しみにしている。風のない日の朝10時から15時くらいに飛んでくるらしい。
2023年10月7日(土) 国後を望む海原いわし雲  ゆう胡
 写真の勉強会は午後からだったので、少し早めに家を出て写真展を見に行った。今日の勉強会とは違うグループの仲間の一人が作品を出している。2点出品している作品は、この前のロケの時に先生に選んでもらっていた作品だった。
 展覧会の作品は、奥行きのある色合いの美しさが印象に残った。光と影を非常にうまく写し込んでいる。物語があるかというと、今回の作品は、広がっていく物語性よりも、深まっていく光と陰の描写が優れていると思った。
 勉強会では実際に写すことが多くなった。帰りは秋の風を受けながら川沿いを自転車で走った。とても気持ちがいい。
 今日は下の娘の誕生日なので、花を買って帰った。月日が過ぎていくのは早い。
2
023年10月6日(金)小さきくま母の背追うて鮭探す  ゆう胡
 今日はまた新たな問題が発生した。パソコンの写真をメールに添付してスマホに送ることはできたのに、その写真をスマホに保存するのは選べるのに、どこに保存されているのか、写真のところには入っていなくて、何度やっても同じなのでギブアップした。
 パソコンからスマホに写真を送る方法はあるのだろうが、それを調べてやってみようという根気が今はない。
 最近すごく目が疲れるので、パソコンに向かう時間もほどほどにしている。写真データを見るのもほどほどにして、しばらくは庭仕事に専念することにした。
 明日は写真の勉強会がある。出かけている割には今一つ上達していないけれど、今回の旅行で、熊や鹿、鷲や鶴、狐、あざらしなどの鳥や動物に遭遇できて、写真を撮りたかったけれど、これはやっぱり望遠レンズがないと無理だとわかった。
 わかる程度には撮れているけれど、バスの中からが多かったし、遠くにいたから、望遠レンズが欲しくなる訳だけれど、大きいカメラをもっての旅行はもう無理だし。悩みはつきない。
 大急ぎでやってきた秋を楽しみながら、空港に降り立った時の暑さが嘘のようで、ちょっと、とまどっている。
★バスの中からだったけれど、熊の親子を身近に見ることができた。欄干越しなので上手く映らなかったけれど、橋のすぐ下までやって来た。お母さん熊と小熊が川から海への道を食べ物を探していたのだろう。お母さん熊がすごくやせていて、食べ物にありつけていないのだなーとわかって、なんだか切なかった。お母さんのいくほうに向かって小熊もついてきていたが、小熊が引き返すとお母さん熊もまた海のほうに帰っていった。
★最初に見たときにはお母さん熊と小熊は遠く海のほうにいたけれど、運転手さんがバスを止めてくれて皆が写真を写している間に、結構車が通る橋の下までやってきて、また海のほうに帰っていった。そろそろ鮭がのぼってくるころだから、鮭がいたらいいけれど。
バスの中からだったけれど、熊の親子を身近に見ることができた。欄干越しなので上手く映らなかったけれど、橋のすぐ下までやって来た。お母さん熊と小熊が川から海への道を食べ物を探していたのだろう。お母さん熊がすごくやせていて、食べ物にありつけていないのだなーとわかって、なんだか切なかった。お母さんのいくほうに向かって小熊もついてきていたが、小熊が引き返すとお母さん熊もまた海のほうに帰っていった。
★この写真は小熊が欄干に隠れてうつらなかったけれど、お母さんの姿は割としっかりとらえている。上の写真で、海では食べ物が見つからなくて小熊のほうに帰ってくるところだ。痩せているのがわかる。

2023年10月5日(木)トドワラの枯れ木数える葉月かな ゆう胡

  今までの記録を残しているのだが、そちらのページの書体というか文字の大きさが一致しない。保存される時もリンクしていたりしていなかったりで、なんともすっきりしないのだが、それを整える方法がわからない。
 HPの勉強がやり始めで終わっているから、まだきちんと理解できていない。が、しばらくこちらに時間を割くことはできない。旅の整理と家の和室の整理、庭仕事が10月にやるべきことなので、そのあとになるだろう。しばらくはすっきりしないままの保存方法で保存していくしかない。
 それにしても涼しくなった。今日は出かける予定だったのだが、朝は何だか降りそうで、様子を見ていたら、午後からは晴れ間も出てきたが風が強くなった。自転車で行く予定だったので、外出は取りやめた。3時過ぎからやっと晴れてきた。一気に寒くなりそうで、衣替えが必要かもしれない。さわやかな秋晴れが続いてくれるといいのだが。
2023年10月4日(水)トドワラの枯れ木数える葉月かな ゆう胡
9月30日に北海道旅行から帰ってきた。北海道は湿気がなく、からっとして、とても爽やかだった。長袖のTシャツ一枚で暑くもなく寒くもなく、日差しがとても心地よい季節で、秋の雨にも降られずに快適な5泊6日の旅を満喫した。一日だけお天気が崩れそうな日があったが、幸いこの日はフリータイムで、美幌峠から展望台、ノンキーランドひがしもこと、濤沸湖へと希望者はお出かけをした。少し曇りがちだったけれど傘の出番はなく、よかったよかった。
 帰ったらすぐにHPを再開するつもりでいたが、日曜はお天気が今一つで快晴の月曜に、靴を洗いキャリーバックはきれいに拭いて乾燥させて、いつでもまた旅立てるように整えた。
 昨日は写真データの整理をしたが、写した枚数が多くて、パソコンは珍しくフリーズした。一度に写真を取り込むことができなくて、結構な時間、パソコンの前に座っていた。少し目が疲れてきて、パソコンに向かうことがしんどくなって、結局、更新は今日になった。日曜まではまだ蒸し暑かったが、月曜の朝は上着がいる程に涼しくなり、少し戸惑いながら突然やってきた秋、私は北海道で一足早い秋を体感してきたが、日々を気持ちよく過ごせる季節の訪れを感じることができ、素敵な10月の始まりになった。



2016年7月北海道の旅

流星の章

言の葉の章

宙旅yuko日記

丹頂鶴自然公園の親子鶴。左側の鶴の羽にはまだ茶色い斑点がある
6月12日に出かけた三方五湖に浮かぶ天空のテラスより、若狭湾を望む。薔薇もつつじも満開でとてもきれいだった
三方五湖を望むと湖に雲がかかり、少しづつ明るい雲へと雲の変化が早く、見ていて飽きることがなかった

information

■2023年8月    HPの変更に取り掛かる  

2020年11月
霜月(霜の降る月) シルバーカレッジのHPに「テラスで俳句を」のアドレスを掲載
2020年12月
師走(師匠といえども、走り回るほどにせわしい月) 12月5日「テラスで俳句を」の「花の章」完成。12月10日 2019年と2020年の俳句の未記入に気づき追加した。
2021年3月
弥生(木草弥生い繁る→きくさいやおいしげる、草木が生い茂る)月
3月19日、「テラスで俳句を」の「水の章」「風の章」「光の章」完成。といってもこれから見直しながら、推敲、選句をしつつ、新しい句を加えていこうと思っている。「花の章」も写真や句を見直した。
2022年1月25日
HPのお休みをここに報告。りゅうが病気だとわかり、残された時間を悔いのないように過ごしたくて、足が不自由なあの子の緊急に備えるためにも、机に長い時間向き合うのはやめた。
2022年3月10日
りゅうの死という思ってもみなかったことに遭遇した。両親をすでに見送ったけれど、今回ほど辛いと思ったことはなかった。
りゅうは10歳。それなりにシニア犬にはなっていたが、前の子は17歳まで生きたから、まだまだ元気に一緒に過ごせると思っていた。
2022年5月30日
5月30日は新月。旧暦の5月1日。
この日にHPを再開しようと準備して何とかアップにまでこぎつけたが、まだまだ未完成の部分が多い。

「りゅう星の章」「言の葉の章」のページを追加。
2021年の俳句を各章に加えた。
日々の記録を残すために「宙旅yuko日記」を追加した。
2022年7月2日
旅の記録を残していくために、まずは北海道から
「2016年北海道の旅」をリンクページとして追加した。

profile

ゆう胡(俳号)
(掲載写真はすべて
 ゆう胡撮影)


誕生月  弥生


愛知県

朝夕の散歩を日課にして、一日最低8000歩を歩くようにしている。
愛犬のシェットランドシープドッグ(10才雄→2022年3月10日)逝く