本文へスキップ

テラスで俳句を

    

 星新し思ひ新し我も新し ゆう胡
 2024年は変動の年になるのかもしれない。少し書いてみたいことが見えてきた。言葉にすることで、写真の様に映し出される世界がある。写真は自分の目よりも確かに色や光や影をとらえていることがある。言葉も同じだ。湖の底に眠る砂金は、人の目に触れることはないだろうけれど。

ギャラリー


2024年3月2日(土) 雛飾る賑やかだった昔むかし ゆう胡

 
明日は桃の節句だ。3月になったというのに、すっかり雛飾りのことを忘れていた。今日は寒の戻りか、風が強くて寒さが骨身にしみた一日だった。
 句集は 照井翠句集「泥天使」を読んでいる。
 この句集の句を、ここに記すことはかなりむつかしい。
 3.11のあの日が生々しく描かれている。2021年の1月に発行された句集だが、目の前に映像が迫ってくるような、そんな句が数多く詠まれている。記した句は生々しさが少し和らいでいる句だ。

 雛まつり遺影外され伏せらるる

 三月を喪ひつづく砂時計
 
 忘れたり三・一一も英霊も

 三月や光らざる星輝き来

 また春が来るのか泥に沈むのか

          照井翠

 それでも私は三月に産声を上げた。
 人は自分の時を生きていくしかない。

 扉あけ三月の風ひかりゆめ  ゆう胡

2024年3月1日(金) 縁ありて人は出会ふや春やさし ゆう胡

 
3月。色々な意味で感慨深い月だ。
 
 ミモザ植へ誕生の月祝ひたし

1月1日 能登半島地震
3月11日 東日本大震災
 
1月11日 りゅうの誕生日
3月10日 りゅうの命日

 いちといふ数字心に刻む春
 三月の空を忘るる日はなけり
 
 


2023年9月ひがし北海道の旅

2016年7月北海道の旅

流星の章

言の葉の章

宙旅yuko日記




























ガラスの龍

information

  

2020年11月
霜月(霜の降る月) シルバーカレッジのHPに「テラスで俳句を」のアドレスを掲載
2020年12月
師走(師匠といえども、走り回るほどにせわしい月) 12月5日「テラスで俳句を」の「花の章」完成。12月10日 2019年と2020年の俳句の未記入に気づき追加した。
2021年3月
弥生(木草弥生い繁る→きくさいやおいしげる、草木が生い茂る)月
3月19日、「テラスで俳句を」の「水の章」「風の章」「光の章」完成。といってもこれから見直しながら、推敲、選句をしつつ、新しい句を加えていこうと思っている。「花の章」も写真や句を見直した。
2022年1月25日
HPのお休みをここに報告。りゅうが病気だとわかり、残された時間を悔いのないように過ごしたくて、足が不自由なあの子の緊急に備えるためにも、机に長い時間向き合うのはやめた。
2022年3月10日
りゅうの死という思ってもみなかったことに遭遇した。両親をすでに見送ったけれど、今回ほど辛いと思ったことはなかった。
りゅうは10歳。それなりにシニア犬にはなっていたが、前の子は17歳まで生きたから、まだまだ元気に一緒に過ごせると思っていた。
2022年5月30日
5月30日は新月。旧暦の5月1日。
この日にHPを再開しようと準備して何とかアップにまでこぎつけたが、まだまだ未完成の部分が多い。

「りゅう星の章」「言の葉の章」のページを追加。
2021年の俳句を各章に加えた。
日々の記録を残すために「宙旅yuko日記」を追加した。
2022年7月2日
旅の記録を残していくために、まずは北海道から
「2016年北海道の旅」をリンクページとして追加した。

profile

ゆう胡(俳号)
(掲載写真はすべて
 ゆう胡撮影)


誕生月  弥生


愛知県

一日目標10000歩。