本文へスキップ

テラスで俳句を

    

 記憶のかなたにある様々な風景や人、言葉を蘇らせるために、人と出会い、語らい、ともに時を過ごす。その時間の大切さをしみじみと感じている。
 このページも、そして、私のまだまだ推敲の余地の残る俳句も、そういった心の奥深くへと旅立てるきっかけになるといい。記憶の宝箱を開けて見てもいい。そんな年齢になった

ギャラリー


2023年5月1日(月) 異次元を水面にのぞく早苗月 ゆう胡
 上の娘がGWの休みに入っているので、平日の月曜日という感じがしない。朝の散歩もゆっくりと家を出たが、今日は鷺が田んぼでじ~と水面を眺めていた。たぶん何かを狙っていたのだろう。
 通り道のすぐ横だったので、すぐに少しだけ遠のいたが、田んぼから離れることはなくやっぱりじーと水が張られた田んぼを眺めて動かない。
 私も田んぼを眺めてみたら、蛙と目が合った。土の中に潜り込んだりでたりして、結構大きな声で鳴いている。もう大きい。これからの田んぼ道は田植えが始まり、アメンボがすいすいと水面を泳ぎ、気持ちの良い季節を迎える。空と田水とのコラボも面白いし、田水に映る雲も楽しい。
 そろそろ早起きしてと思いながら、まだ少し朝寝坊をしている。五月は1年で一番心地よい季節だと思うのだが、今日の日差しにはもう夏の暑さが感じられた。もう少しこの心地よい季節が続いてほしい。

2023年5月2日(火) 珈琲の香りに誘う薔薇の園 ゆう胡
 今の私のマイブームはヌガーだ。昔からヌガーが大好きなのだが、最近ほとんど見かけない。
 何の時に見つけたのか、ネットに薬膳の材料を売っている店がある。そこに台湾のヌガーを売っていた。注文して届いたのは少し想像していたのとは違って、アーモンドやクルミがたっぷり入って身体にはよさそうなヌガーだった。シンプルにヌガーだけが好きだが、今回購入したのもアーモンドが入っている。結構高いので、ポイントが多くもらえる時などに購入して、珈琲を飲みながら一粒いただいている。海外でも売っていたような気がするが、日本では本当に見かけなくなった。知らないだけなのだろうか?
 珈琲タイムを、一生懸命に手入れしているお庭でしている。この季節だけの楽しみだ。
2023年5月3日(水) 白薔薇に呼び止められて今朝の道 ゆう胡
 毎日代わり映えのしない日々を過ごしている。
 今日はもっこうばらの花をほぼ切り落とし、ペネロペは蕾を残して開ききった花は切り取った。どちらも花が終わると花びらが散るので、庭の中ならいいけれど、道路に散った花びらはこまめに掃除するようにしている。
 花もちがいいのはピエールドゥロンサールで、さすが殿堂入りするだけのことはある。今年は黒星病がでてあまりきれいに咲かなかったが、それでも咲いた花はいつまでもその美しい姿を保っている。冬の剪定をサボったのでパーゴラの上で頭が重くなってしまい、下を向いてしまった花が多かった。切って花瓶にさすと、またしばらくは楽しむことができる。
 5月はやっぱり薔薇に心が行ってしまう。散歩道でも薔薇をきれいに咲かせている家は多い。ピースやオースティンがしっかり育っているお庭があり、それはそれは美しい。これらはやっぱり名花だと思う。ほのかな香りがあり、しっかりとした木に育って美しい花を咲かせている。道路を隔てた南側に家が建って、一部日当たりが悪くなってしまったお庭には、小さな蕾がいっぱいの薔薇がフェンスを彩っている。日当たりが悪くなって、薔薇の勢いが衰え、新しいバラを植えられていたが、育ちが悪かった。去年、その薔薇とは別に植えたものが、今年がすごく元気に育っている。日差しがなくても強そうだ。赤い小さな花が咲くのだろうか。まだ小さな小さな蕾だが、すごく蕾の数が多いので、一斉に花開いたらさぞきれいだろうと、毎朝、咲くのを楽しみに歩いている。
2023年5月4日(木) 渓流に負けじと河鹿原生林  ゆう胡
 ブナの原生林が大好きだ。久しぶりに春の芽吹きの原生林を身体で感じながら歩いてきた。
 明日ゆっくりその時の様子を描くことにする。もう夜の11時前。すごい山道のドライブもあってちょっぴり帰りが遅くなった。おおるりやキビタキの鳴き声を聞きながらの「きららの森」を散策できたことに感謝して、今日はもう休むことにする。
2023年5月5日(金) 倒木の根より出でたる春の生 ゆう胡
 昨日訪れたきららの森は、正式名称「段戸裏谷原生林きららの森」という。愛知県北設楽郡設楽町に位置しており、愛知県内で最大級の規模を誇る太平洋型に属するブナ林だ。
 モミ・ツガなどの針葉樹に、ブナ・ミズナラなどの広葉樹を交えた巨木がそびえる天然林。芽吹きの季節は特に素晴らしいが、多分いつ行っても心をのびやかにしてくれるおおらかな空間に出会える素敵なところだ。
 私は車の運転ができないから行きたい時に行くことはできないが、芽吹きの季節や紅葉の季節など、生き生きとした原生林の息遣いを体感できる、おすすめの場所だ。
 ゆっくり散策してもどうだろう3時間くらいで回ることができる。昨日は1時くらいには、最初の地点に戻ってきていた。もう一か所どこかに行こうということになり、目指したところが、何故か新城の山の中の道に入り込んでしまった。とても車同士がすれ違うことができない細い道が行けども行けども続いていて、いつになったらこの山の中から抜け出ることができるのだろう、という感じの道だった。こんなドライブをしようと思ってもなかなかできるものではないので、いい経験だったねと最後は笑うことができたけれど。
 新城は山が深い所だと改めて思った。
 結局山を抜けて、香嵐渓で散策を楽しんでお茶して、来た道を帰ってきた。
 また何度でも行きたくなる、きららの森はそんなところだ。
☆大きなブナ。倒木しているものもあるが、その子供たちが元気に芽を出している

☆芽吹きの季節だけに見られる清々しい若みどり。写真ではその色を出すことができないのが残念だ
☆たんぼを眺めていたが、私が近づいたので、少し離れようと飛び立った鷺。すぐ近くに着地した
☆田んぼには蛙がこちらを眺めていた、すぐに土の中に逃げ込んだが、この子たちを鷺は眺めていたのだろうか?
2023年5月6日(土) 滝しぶき浴びて疲れの消えゆけり ゆう胡
 4月から行き始めた「富士裾野ウォーキング」。私はトラピックス主催に参加していて、今日はその2回目。
 前回の終着地点・北山本門寺から歩き始めて、約1時間で大石寺へ。11時半から12時半までの歩きは、朝が早かったのでお腹が空いて力が出なくて、お天気も良くなってきて暑くて、とてもしんどかった。お弁当は暑くて外で食べる元気がなくて、冷房の効いたバスの中で食べた。とてもおいしいお弁当で「富士山弁当」というものだったが完食。お腹が空いていたからかもしれない。
 ここから、千居遺跡、狩宿の下馬桜とひたすら歩いて、白糸の滝へ。北山本門寺からだと全行程約10キロくらい。3時間半くらいかかったかな。予定していた到着時間よりもかなり早く白糸の滝についたから、割合スムーズに歩けていたのだろう。歩きやすい道をガイドさんたちが下調べをして案内してくれたことが大きかったように思う。細い道は木陰もあって、ゆったりと楽しく歩けた。3か所ほどきついのぼりがあったが、それほど距離はないので、登り切ればほっと一息付ける感じ。
 もう少し雲がなければ、富士山を見ながらのハイキングになっただろうが、雲に隠れて富士山は見えなかった。
 でも、雨の予報だったのが、雨には降られず、青空も出てきてのハイキングになったから、ガイドさんたちはそれだけでもよかったと言っていた。雨だとやっぱり気持ちが沈みがちになってしまうそうだ。
 1回目も2回目も富士山は見えなかったが、お天気には恵まれた。歩くときは今回の参加者は27名だったが2班に分かれて歩く。ガイドさんは1班に2人づつついて、まとめに1名と全5名でサポートしてくれる。私は1回目と同じガイドさんだった。色々よく知っている人で、勉強になる。
 1回目は、土曜日がバス3台、日曜日はバス2台の参加者があったそうだが、今日はバス1台で参加者も27名。明日も1台出ると言っていたが、明日だとお天気はかなり厳しそうだ。土曜日にしておいて良かった。嬉しいことに一人参加の私は、今日は一人で2席を利用でき、この前と同じ前から3番目と、とってもいい席で楽だった。
 ただ、段々と、朝は早く、帰りは遅くなってくる。まだ静岡だが、山梨のほうになれば、さらに時間がかかるようになるだろう。身体を鍛えておかないといけないなーと、今日は改めて思った。ハイキング中級になってくると、歩く距離が長くなり高低差も大きくなってきて、上り坂も増える。でもこれからは、地面を歩くところも多くなってくるといっていたから、何とか頑張ろうと思っている。
 見学したところの写真や説明は明日にする。さすがに疲れたし、もう時間も遅い。
☆白糸の滝。水が冷たくてきれい。子どもたちが川で遊んでいた。立ち入り禁止となっていたような気がするけれど。ここは結構すごい人だった。朝霧高原の生乳でつくったソフトクリームがすごくおいしかった
2023年5月7日(日) 雨の庭薔薇は頭を垂れて耐へ ゆう胡
 7日、日曜日は疲れて、のんびり何もせずに過ごした。溜まっていたビデオを見て、適当に食事をして、庭の花が雨に打たれて、咲いたばかりのバラは頭を垂れていた。そんな光景を眺めながら珈琲を飲んだ。無為に過ごす時間が疲れを癒してくれる。最近そう感じるようになったので、何もしないでいる時間も必要なのだろうと思うことにした。
 それでも、疲れが残っていたのか夜は8時には眠くなって珍しくそのまま眠ってしまった。だから、7日のことを今日書いている。6日の写真の整理もできていない。もう朝、6時を過ぎだから、写真の整理と6日ことなどは、今日(8日)に書くことにして、散歩に行ってくる。
v2023年5月8日(月) 句碑立ちて富士の裾野に夏来る ゆう胡
 風が強く嵐のような日になった。日差しは比較的暖かいので、寒さは感じなくて長袖一枚で快適。
 昨日の雨で咲いていた鉢植えのバラのほとんどが、下を向いてしまったので今日はすべて切って花瓶に生けた。雨の前に切っておけばもう少し花もちがよかったかもしれない。
 忘れないうちに、富士裾野ウォークの1回目と2回目の記録を残そうと、別にページを作って整理している。パソコンに保存するか、ノートにするか、両方で保存してあるのをひとつにしようと思っているのだが、記念切手があったり、カードがあったりするので、最終的にはノートになりそう。
 10回も歩く予定だから、行った時々で旅の記録を書いておかないとすぐに忘れてしまう。
 なかなか旅の記録をここにきちんと整理できないが、それぞれの記録を少しづつまとめている。アップすると情報量が多くなって、はいり切らなくなるといけないので、これもわかりやすく、でも思い出しやすいスタイルにしてまとめようと思っている。
 りゅうの記録も、写真と一緒に1冊にまとめておこうと思っている。メモが多すぎてなかなか整理できないが、少しづつやっていこうという気になってきた。
 書くことで、整理されていく、多分一番私にはピッタリのスタイルなのだと、この頃思うようになった。
☆今年はアルベリック・バルビエの白いバラが蔓を伸ばしてきれいに咲いた
2023年5月9日(火) 深き青沈めし池や今朝の夏 ゆう胡
 寒暖の差が激しいとニュースは伝えていたが、散歩に行ったときには長袖一枚でも大丈夫だった。空気に冷たさはない。少し歩けば身体は暖まってくる。筋雲が優しく空を泳ぎ、鷺がのんびり獲物を探していた。ひばりがさえずり、燕がすごいスピードで地面すれすれを飛んでいく。
 今日は買い物と掃除、月に一回の整形外科の検診。月の上旬から中旬にかけて検診が入っている。毎月医者に通っている。検診とはいえ、歳をとるということはこういうことなのかと、最近つくづく思う。
 若いころは医者とは無縁だったのに、内科、整形外科は月に1回、歯科は3か月に1回、眼下は半年に1回。どこも散歩がてら行けるところにあるからいいけれど、医者と無縁では過ごせなくなった。

2023年5月10日(水) 若者の笑顔茄子の取材来る ゆう胡
 今日久しぶりに珈琲豆を挽いてくれるところに珈琲を買いに行った。私の前に2人の若者がいて、豆を挽いている間、店主とコーヒーのことなどを楽しそうに話していた。
 彼らが帰るときに、僕たち有名になるかもしれないといってお店から出て行ったので、思わず店主の顔を見たら、彼らは岡崎で茄子の栽培を始めた若者なのだと話してくれた。
 先日ケーブルテレビが取材に来てくれたようで、これからみんなに自分たちのことが知れ渡るかもしれないと大いに期待しているようだった。岡崎は茄子の栽培が盛んなのだろうか?
 私はよく知らない。散歩道の畑ではほとんどのところで茄子を栽培している。茄子は作りやすいのか、どの畑にも必ず茄子はある。全国どこでも栽培できるような気がするが、京都のほうでは丸っこい水ナス、鹿児島のほうかなー、私が好きなほっそりとスリムな長茄子、季語辞典を調べてみたら、茄子は夏の季語で、長茄子、丸茄子、巾着茄子、白茄子、青茄子、千生茄子と、種類が豊富だった。 色々あるから、どんな茄子を栽培しているのだろう。若者たちが農業に取り組むことが話題になっているのか、茄子の栽培が話題になっているのか、詳しくは聞けなかったが、生き生きとした若者たちの笑顔は印象に残った。

2023年5月11日(木) 木漏れ日の一瞬写す5月かな ゆう胡
 幡豆の「こどものくに」に始めていった。写心教室のロケだ。お天気も良く、GW明けのこどものくには、私たちの貸し切りで、のんびり撮影できた。新しいメンバーも加わって、さて、どんな写真が撮れているか、来月の寸評会が楽しみだ。
 今日はすぐにとってきた写真をパソコンに入れて出来栄えを確認。来月提出する写真も選んだ。今回はピンボケすることはなく、それなりに写せていた。もう少し習得したいのは光と影、今のカメラでの接写かな。カマキリがいた花の写真もカマキリにピントがあっていなくて、大きいほうの花の一輪にピントが合っていた。何故?てな感じ。
 今日新しく来ていた人もソニーのカメラを持っていて、1年間栄のソニーの教室に勉強しに行ったと言っていた。やめたのはお金が続かなかったからだとのこと。栄に通うだけでもそれなりにお金がかかるが、教室の講習料も高いのだろう。
 私も講習会を考えたけれど、ぼちぼち自分で勉強していこう。
 写真は出来不出来にかかわらず、写している時もその写真を見る時もとにかく楽しい。なんかわくわくする。いい写真が撮れればもっと楽しい。頑張ろう。
2023年5月12日(金) 銅鑼叩く木戸に番傘立てる夏 ゆう胡
 今日は内科の検診、今までの受診記録を書いてもらって、かかりつけ医を変更する手続きを終えた。そのあと眼科に行って半年の一度の検診。午後からは明日提出する俳句を考えていて、やっと終わったけれど、いまひとつ納得できない。が、ちょっと疲れて限界なので明日の朝もう一度考えることにして、今日のところは良しとした。記録としての俳句ならいいけれど、提出する俳句となるともう少し言葉を選びたいのだが。
 明日は明日の風が吹くだろう。休憩休憩。
2023年5月13日(土) 番傘の立てかけてある木戸夏近し ゆう胡
 天気予報通り、午後から雨になった。結構本降り。句会には歩いて行ったからそれほど困ることもなく、勉強会を追えて買い物をして帰ってきた。帰って歩数を見たら、2万歩になっていた。
 散歩、句会の教室までの往復、途中フィールに寄っての買い物を合わせると、かなり歩いたようだ。毎日の記録は残されているが、今月一番歩いているのは、やっぱり富士の裾野歩きの日だ。3万歩。4時間約10㎞は歩いているから、かなりの歩数になっていた。
 句会を終えた今日、来月の兼題で句を詠んでおくとイメージが湧いてきて、散歩道でもふと句ができるある。来月の季語は競い馬とあめんぼう。あめんぼうは好きな季語だから、色々考えてみよう。 競い馬は神事のことのようだが、加茂神社で実際に競い馬が行われたのが始まりで、競馬はそこからきていると季語辞典で知ってちょっと驚いた。競い馬は子季語で加茂の競馬が本季語。5月5日に神事は行われているようだ。見たことがないから、さて、今回はそこからイメージを飛ばす訓練をしてみようと思っている。
 今日の句会は提出した4句は入選となり、まずまずだったが、勉強会で色々な課題が見えてきた。ストーリー性のある俳句を詠みたいといつも思っているが、今日はそのヒントを掴んだような気がしている。
2023年5月14日(日) やまぼうし淡きピンクの色もあり ゆう胡
 12時に岡崎駅で拾ってもらって、4年ぶりかな、花巡りのサークルに参加。車に乗ったとたんにすごい雨が降ってきたが、目的地の西山公園に着いた頃には雨はやんでいた。予定時間より5分ほど遅れたが、雨だから予想通り、私たち3人だけの参加になった。
 西山公園は初めて訪れたが、山に中に作られた公園で、新緑が心地よく、のんびりと散策が楽しめるところだった。薔薇園には、あいにくのお天気だったにもかかわらずそれなりの人出。一度も傘をさす必要もなく、たくさんの種類のバラを堪能した。時々はマスクを外して香りを楽しみながらのぶらぶら歩きは楽しかった。
 それから移動して花遊庭へ。4年前に来た時には薔薇園がまだ植え込みを終わったばかりだったが、見事に花盛り。駐車場からまず玄関へと向かうところに2本のヤマボウシがあり見上げるほどの高さに成長している。初めて見る淡いピンクい色のヤマボウシ。白も素敵だけどピンクも素敵だ。これを見ただけでも来た価値があると思えるほど。ヤマボウシが自然のままにのびのびと咲いている様子は感動的だ。
 落ち着いてほっとするアプローチを過ぎて庭園へ。花遊庭は日本庭園から始まる。この雰囲気もいつもさすがだなーと思う。心がほっと寛ぐのを感じる。新緑を味わいながらお茶室へ。竹林の爽やかさに心がほどけたころに滝の風景がある。新緑のもみじ。以前来た時には紅梅の梅の花の時期だったので、梅の花が印象に残っていたが、新緑に滝はとても合う。写真にとるとちょっと梅が邪魔をするが、これはこれで良しとして、芝生広場にはシャボン玉を大きくしたようなオブジェがしつらえてある。これがまたいい色合い。たぶん太陽の光で虹のような色どりが加わるのではと想像できる。
 いつきても、植えられている花や庭の構図にセンスの良さを感じる。ここで見る花を育ててみたい。庭でめでてみたい。そう思わせる空間が創られている。薔薇園のバラたちはそれは見事だ。香りもよく気持ちよさげに曇り空に花を咲かせていた。
 珈琲をいただけるところがあって、少し休憩をして帰ってきた。雨には一度も降られなかった。心に残る素敵な時間を過ごすことができて、感謝だ。
 いつも行きたいと思いながら、遠いのと公共の交通機関では行きにくいこともあって、これずにいたが、花遊庭は、何度でも訪れたいと思う、そんな所だ。

☆西山公園の薔薇園
☆花遊庭のピンクのヤマボウシ。今が見頃です
2023年5月15日(月) この色よこのかほりよと薔薇園で ゆう胡
 はっきりしない一日だった。3時ごろには晴れてきたと思ったのだが、7時ごろには東の空が真っ暗で遠くに稲光がしていた。そろそろそういうシーズンになるのかと。部屋には虫が入って来るようになったし、いよいよ梅雨から夏への季節になっていくのだなー。
 一番爽やかで気持ちの良い季節がそろそろ終わりを告げる。明日からはまた暑くなりそうだ。
 今日は昨日の写真の整理をして、一昨日の俳句の勉強会の時の様子を勉強会だけ出られなかった俳句仲間に送っておいた。これでやれやれだが、夏の花の寄せ植えがまだできないでいる。
 小さなポット苗のまま枯らしてしまうといけないから、早めに終わらせたい。庭のカイガラムシはどうやら退治できたようで、最近は見なくなった。消毒は薬剤の種類を変えて週に1回から2週間に1回くらいやっている。そろそろ薔薇の花が終わるから、鉢植えの植え替えなど、5月の終わりにはやっておかなくてはいけないことがたくさんある。草取りも休まずやらないと、また大きくなってきている。春から夏の庭はちょっと忙しい。

2023年5月16日(火) 夏はじめぶっつけ本番楽しまん ゆう胡
 ここのところ忙しくてグランドゴルフは3月4月とほぼお休みしていた。JA主催のこの周辺エリアの人たちが参加できるグランドゴルフの大会があり、友達が申し込んでくれたので、会場もいつもの場所とは違うし、練習も全くしていないけれど、ぶっつけ本番で今日は参加した。河川敷のところなので、川からの風があり、朝の8時半からの開催ということもあり、それほど暑いということもなく、楽しむことができた。
 いつも練習していた幸田のコースよりも起伏が少ないのか、まっすぐに球が飛ぶようで、私はホールインワンが1回出て、なんと女子の部の5位だった。上位6位までとブービー賞にはささやかな景品が出る。もちろん優勝した人は景品とトロフィーがもらえる。優勝の景品がどんなものかはわからないけれど、5位の私の景品はお菓子だった。参加賞もあり、休憩の時には飴とお茶も出る。
 去年、友達の紹介でJAの通帳を作って、年金をJAで受け取るようにして初めて知ったのだが、JAには年金友の会というものがあって、旅行とか、こういったグランドゴルフの大会などを主催してくれる。郵便局や銀行ではなく、JAに年金を入れてもらうための努力なのだろうが、地元密着で、サービスがいい。
 やる人が減ってきているのか、2つのグループから、練習に来ないかと声をかけてもらった。近くで練習をしているようで、気軽に行けるし、送迎をお願いしなくても自転車で行けるところで、朝早くからやっているので、一番近いところに参加してみることにした。 河川敷のところでも練習しているようだが、午後からなので、こちらはちょっと考えてから決めることにした。気軽に2時間くらい練習できるなら、続きそうだ。今までだと車での送迎なので、行ったら4時間くらいは帰ってこれなくて、4時間から5時間は拘束された。最近忙しいこともあり、ちょっと無理かなーと思い始めていた時だったので、このお誘いはとても嬉しかった。

2023年5月17日(水) 30度超えて急ぎぬ更衣 ゆう胡
 朝からなんとなく疲れている時がある。今日はそんな日だった。朝の散歩はいつもより早起きした。昨日早く寝たから早く目が覚めたのだ。散歩の時にはまだ涼しくて、心地よかったのに、日中は、ぐんぐん気温が上がってきているのがわかった。庭仕事の続きをやるつもりで、庭に色々なものが出しっぱなしにしてあるのだが、今日はちょっとその元気が出なかった。
 掃除をしてお布団を干して夏カバーに変えた。敷きパッドも夏物に変えたけれど、まだ冬ものも出してある。寒い日が来るといけないので、直ぐに洗濯してしまう気にならないでいる。まだ5月の半ばだ。真夏日が来るには早すぎるような気がするが、今年の夏は暑く長いのだろうか?
2023年5月18日(木) 真夏日の88歳元気かな ゆう胡
 先日誘っていただいた近くの公園でのグランドゴルフ。今日が初日。8時10分くらいに家を出て、20分には到着。信号で待つと23分くらいになる。
 公園でのけいこは初めて。少し木陰もあって、今日の様に暑い日は助かる。老人会が主催だから、皆さんご高齢で、家の近くにお住いの女性は88歳。元気にグランドゴルフを楽しんでいる。私は老人会には入っていないけれど、やる人が減ってきているので、入会してもいいよということになった。今までの練習でいうと1ラウンドやるだけなので、10時くらいには家に帰ってきた。もう少し練習したい気分だが、暑い。少し遠いほうの練習場は、暑いときはやめておいて秋になったらいける時だけ参加しようと思っている。
 明日の雨の前に庭仕事も予定はこなせたのでほっとしている。草取りだけは今後も引き続き行わないと。薔薇の植え替え作業、庭の草花の入れ替えなど、まだまだやることはたくさんありそうだ。

2023年5月19日(金) やまぼうし雨にうたれてなほ白し ゆう胡
 表現されたものを見る楽しさは、その人が持っている内面の個性が自然に表現したものの中に現れ、それを感じることができることだろう。友人の絵を見てそう思った。
 色の選び方、構図、人物の表情や姿など、物や色彩を通して、その人が求めている美が立ち現れてくるような、そんな感動を覚える。私の俳句は?私の写真は?と、問いかけながら見ていた。
 表現することが楽しい、考えている時が楽しい。写している時が楽しい。その楽しい時間が結果として作品になっていく。そうなるといいな。
 真夏日から一転して雨の一日になった。時々土砂降りの雨。お昼を食べた美術館のレストランの中庭では、ヤマボウシの白い花と葉が雨に濡れて美しく、眺めているだけなら雨の日も悪くない。
 今度の雨の日には、ゆっくりとどこかで珈琲を飲みながら俳句を詠んでみたい、とふと思った。カフェ一人吟行もいいかも。
2023年5月20日(土) 5羽の鳥寄り添うて何話すやら ゆう胡
 雨上がりの畑では、モンシロチョウがどこからともなく湧き出てきたように飛び回っていた。その数の多いこと。黄金色の麦と遠くの空の色とが、絶妙な風景を醸し出していた。朝の雨上がりはなんだか心がうきうきする。
 一日の終わりを告げる夕方、近くの電柱と電線に烏が5羽止まっていた。一番高い所に2羽、電線に3羽。少し動いてはいるが、じ~としている。しばらく庭にいて、どうするのだろう?とその様子を眺めていたが、途中1羽が偵察の飛行に飛び立ち、また帰ってきたが、やはり動こうとしない。家族なのだろうか、仲間なのだろうか?
 しばらく眺めていても飛び立とうとしないので、この電柱が今日のねぐらになるのかと部屋に入って雨戸を閉め、2階から電柱を見たら、5羽は飛び立って行ってしまったようで、烏の姿は消えていた。空を見ていると鳥たちがいっせいに同じ方向に飛んでいく。皆ねぐらに帰っていくのだろう。
 夕暮れの空は面白かったけれど、部屋の中に入ったら暑い。蒸し暑い。不快指数が高い。これからは、外は涼しくても家の中が暑くなるんだろうなー。わんこがいないので、クーラーはつけず、風が出てきたら窓を開けるようにして、電気代を節約している。
2023年5月21日(日) パーゴラの薔薇や花後を整へん ゆう胡
 花が終わってしまったパーゴラの薔薇を切り取り、枝も整えた。この作業は脚立に上らないとできないので、上の娘に頼んで、私は脚立を持っている役目。アルベリック・バルビエの白いバラが枯れて蕾もダメになっていたので、それらを整えて、やっとパーゴラがきれいな緑だけになり、また瑞々しい表情が蘇った。明日はお礼肥をあげておこう。
 芝生の草取りは半分しかできなかった。午後からわが家に久しぶりの来客があり、予定よりも早くなったので、草取りは途中でやめた。どちらにしても、毎日やらないと追いつかないから、ボチボチで良しとして切り上げた。
 明日も早起きして、草取りをしよう。草の生える速さに負けないように、抜いていかないと、今は私のほうが草の強さに負けているような感じがする。
2023年5月22日(月) 遠雷や時に磨かる噂かな ゆう胡
 去年と同じ失敗をしないようにしたいので、小さな小さな草も今の段階で取っている。庭は一日約1㎡、芝生のところは約2㎡。たったこれだけのスペースをクリアするのに大体2時間半かかる。朝1時間半、夕方1時間を日課にしている。梅雨時や暑い夏になると、とたんに庭に出るのがおっくうになり、ついついやめてしまうので、気が付けばジャングルになってしまう。今年こそはと頑張っているのだが、さてちゃんと続くだろうか?
 最近、神社ではいつものおばさんにもう一人おばさんが加わり草取りをしている。いつものおばさんは神社の落ち葉を掃いている。今日も会ったので「いつもありがとうございます。」と声を掛けたら、「私は落ち葉を掃くだけなんだけど、手伝ってくれるあの子が面白い面白いと言って草を抜いてくれるんだ。けど、土を落とさないで抜いたままにしてあるから、土を払って乾かしてからゴミに入れるようにしているんだ。」土がもったいないと言いながら土を払っていた。落ち葉を掃くだけでも大変なのに、草取りの後片付けまで、頭が下がる。
 「みんながありがとう」と言ってくれるのが嬉しくてと言いながらお掃除してくれている。整形外科で時々会うことがある。ご主人の介護もしているようで、腰が痛くなる前に時々メンテに来ているのだと言っていた。
 雨の後は凄い落ち葉で大変だけど、毎日の積み重ねって大きいよね。いつも神社はきれい。わが家の庭も見習いたい。
2023年5月23日(火) 夏草や猫嗅ぎつける土の香を ゆう胡
 夕方の風が心地よい。これくらい涼しいと夕方草取りをしていても蚊が出てこない。ある一定の暑さで蚊は活動できるようだ。日中は仕方ないとしても、夕方これくらい風があって湿気がないと過ごしやすくていいな。今日のようなお天気の日は、一日を元気に過ごせる。やっぱり身体がしんどくなるのは暑さや湿気が影響する。
 庭で飲むコーヒーも美味しい。
 なのに、昨日頑張ってきれいにした所の土がふかふかになっていたので、猫ちゃんがここぞとばかりにトイレをしてあった。毎日わが家の庭を横切っているんだな。たまに姿を見かけるけれど、すぐにふかふかの土に気が付くなんて、毎日通っている証拠だ。
 草ぼうぼうだったり土が固いときにはトイレはしないから、きれいにするのもいいのか悪いのか?でも少しづつでも、草がなくなってきれいになっていく庭を見ているのは嬉しい。
2023年5月24日(水) 鳳凰の羽ばたけるごと夏の雲 ゆう胡
 植えた最初のころには実をつけていたベリー。ここ何年かは実がつかないままだったのだが、今年は実をつけている。小さな種があって食べにくいが、庭に出たときに実を食べている。甘い。種類はわからないが酸味の少ないベリーだ。
 先日、お腹が黄色っぽい鳥が実をついばんでいた。頻繁には来ないから、そんなに味に魅力がないのかもしれない。ブルーベリーも植えてあるが、こちらは実をつけていない。
 オリーブも今年は花を付けているから、実がなるかもしれない。1本しか植えてないが、近くの新しい家ではオリーブがメインツリーになっているところが結構あり、受粉できているのかも。以前に一度だけ実がなったことがある。どういう条件が揃うと実がなるのだろう。実がなる木があると、ワクワクする。家庭菜園の喜びもこんな感じなんだろうなー。やっぱり花より団子の方が楽しみは大きい。

2023年5月25日(木) 縁台に盃ひとつ月涼し ゆう胡
 リアルタイムで久しぶりにプレバトを見た。梅沢さんが心に残る俳句を詠んでいた。
 朝まだき半夏生鯖匂ふ市
 夏井さんも言っていたが、半夏生鯖の季語が見事に生きている句だ。私は半夏生鯖という言葉があることを初めて知った。福井県特有の風物詩ともいえるのだろう。
 半夏生の7月1日に丸焼の鯖を食べる習慣があるそうだ。福井県でも特に大野市周辺での習慣だと書かれているが、今では福井県全体に広がっているようだ。
 半夏生は雑節のひとつで、夏至から数えて11日目の毎年7月2日ごろ。半夏生は季節を現す言葉であると同時に半夏生という草もあり、俳句ではどちらも季語で、草のほうの半夏生は傍題になっていて、片白草が季題になっている。
 半夏生の日に食べるから半夏生鯖という言葉が生まれたのだろうが、私も時々、季語を入れなくてはいけない俳句で、季語が入らなくて困るときに、春とか夏とかを言葉にくっつけて季語にしてしまうことがある。通じることもあるし通じないときもある。
 言葉から、豊かな情景や習慣などが立ち上がってくるのであれば、その言葉は意味を持つだろう。半夏生鯖という言葉も、地方の文化が生み出した言葉なのだろうが、梅沢さんが一句を詠んだことで季語としてのひとつの言葉となって、私たちに届けられたように思う。そういった意味でもこの句は見事な句だといえる。
2023年5月26日(金) 蛍袋まちいえひとすべて久し ゆう胡
 今日は、大好きな墨彩画を描かれていて、書道の師匠でもある方のところに、その方を紹介してくれたお友達と行ってきた。
 遠いので、書道は仕事を辞めてからは行かなくなってしまったけれど、何年くらい通ったのだろう。いつもお家をきれいにされていて、お庭も緑が清々しくて、居心地の良い家だった。
 昔も、お稽古に行くたびに、お家のきれいさに感嘆して、見習わなければと思いながら、なかなか、ああはならないなーと、思ってきたが、今も変わらなかった。
 通っていたころはお義母さんのお世話もしていたのに、玄関はもちろん、部屋や廊下、階段、トイレに至るまで、お庭で咲いた花やお庭の葉を上手にさりげなく活けてあった。一輪の花や葉でも、活けることで豊かな空間を作り出せる、そういう家にしたいと常々思ってはいるのだが。
 お昼は美味しいひつまぶしを食べ、美味しいお菓子や果物を食べ、おしゃべりは尽きなくて、お腹も心も満たされて帰ってきた。
 お花を庭から抜いてもらって少しいただいてきた。帰ってすぐに植えこんだけれど、つくかしら。楽しみだ。
 もうすぐ梅雨の時期になる。家にいる時間が増えるから、おうちの掃除をしよう。せめて花をいろんなところに飾れるように空間を工夫しよう。
2023年5月27日(土) 万緑やシラビソ抜ける鈴の音 ゆう胡
 今朝は4時に起きた。5時38分に乗って名古屋駅へ。6時45分集合で5分前くらいには着いた。今回も一人で乗鞍山麓にある五色ヶ原シラビソショートコースツアーに参加した。
 以前から歩いてみたかったところで、5月の新緑の季節にツアーが組まれていたので、申し込んでしまった。5月は今日だけで、後は7月に開催される。新緑を満喫したくて参加したが、お天気も最高で、森の中は川沿いを歩くのでとてもさわやか。せせらぎと小鳥の声を聴きながらの森歩きは言葉に言い表せないほど感動的だった。オオルリの鳴き声も聞こえてきた。川には岩魚が泳いでいて、豊かな自然の息遣いが伝わってくる。
 今年はやはりここでも花が早くて、ニリンソウやバイカオウレン、シラビソ、ユキザサ、ハクサンハタザオ、サンカヨウ、キンバイソウ、エンレイソウ、ショウジョウバカマ、ネコノメソウ、スミレ、樹木ではシラビソ、ダケカンバ、ブナ、ミズナラ、コシアブラ、クロモジなどなど。春の目の覚めるような芽吹きと可愛い山野草が満開。八汐峠ではこれほど美しい赤色は見たことがないと思えるほどのムラサキヤシオツツジがここでも一番の見ごろ。
 花の一番の見ごろは蕾があって開き始めた花があって、少しは開ききった花があるときで、此処に記した花はどれもそんな一番の見ごろの時だった。一番いい時だとガイドさんも言っていた。もちろん夏には夏にしか見ることのできない花があり、樹々の美しさがあるのだろうが、私は芽吹きの森が大好きだ。カラ松もあるので、シラビソ、ダケカンバ、カラ松の秋の紅葉も素晴らしいと言っていた。秋にも一度は来てみたいな。
 そして、シラビソコースの最後のクライマックスは、まっすぐにかけられた2本のはしごを綱を持って降り、吊り橋を渡った後の雄大な景色。横出滝と布引滝の雄大で美しい姿を目の前にしたとき。自然ってすごいなーと。ただただその美しさに言葉をなくしてしまう。でも梯子を下りて吊り橋を渡った所あたりで、足ががくがくしてきて、滝の見晴らし台への最後の昇りは本当にきつかった。
 それでも、心から来てよかったと思える森だった。もう少し身体を鍛えて、ロングコースや他のコースも歩いてみたい。
 写真はなぜかインポートできないので明日再挑戦してみる。
2023年5月28日(日) 吊り橋を渡り振り向く滝ましろ ゆう胡
 朝からひどい筋肉痛で、今日は散歩もお休み。この痛みが取れるには2・3日はかかりそうだ。登るときの筋肉が弱いことは、筋トレをやっていてもすぐに疲れる部分があるのでよくわかってはいるのだが、この感じだと富士の裾野ウォークの1泊2日の泊りでのツアー参加は無理かもと思い始めている。ハイキングの上級になり、アップダウンのある道を一日平均15キロくらいは歩くようだ。それも2日連日のウォークになるから、一応は申し込んではあるが、要検討項目になった。
 今日はスマホの写真を今までとは違う方法でパソコンに取り込んでみた。簡単にできる方法があったのだが、パソコンにコピーできたと思ってスマホのほうのデータを削除して、さてパソコンのほうのファイルを開いてみたら、ほとんど取り込んでいなくて、まだ完全には削除されていなかったゴミ箱のデータを復元。予想以上に時間がかかった。コピーできたと思っても、フォルダの中身を確認する作業を怠ってはいけないのだな、との教訓を得た。
 明日からは梅雨のようなお天気模様。庭の草がさぞ伸びるだろう。雨の合間合間を見て土は柔らかくなっているだろうから、この時期を逃さず草取りしなければ。草の成長は早そうだ。
☆珍しい白花エンレイソウ

☆ニリンソウの咲く道がどこまでも続いている
☆珍しい青花ニリンソウ、ところどころで見かけた。教えてもらわないと見過ごしてしまいそう
☆これは普通の白花ニリンソウ。二輪や一輪、三輪のものも多くあった
☆朝の連続テレビ小説「らんまん」で話題になった「バイカオウレン」ほんとうに花も葉もかわいらしい。ニリンソウとよく似ているが、花びらに透明感があり、ニリンソウとは葉が違う

☆これは葉の形状や花の感じからたぶんコミヤマカタバミだと思うけれど。調べてもそう出てくるが、柔らかな花びらと三つ葉のような葉に特徴がある
2023年5月29日(月) 月の夜大樹に託す祈りかな ゆう胡
 最近はなかなか最後まで本が読めなくて、途中で読みかけのままになっているものが多いが、久しぶりに読み終えた。
 東野圭吾さんの「クスノキの番人」。これはミステリー小説ではない。クスノキの番人を受け継ぐ青年とその叔母の、そして、クスノキに祈念しに来る人びとの物語だ。念をクスノキが記憶して伝える。新月の夜と満月の夜にクスノキの力が強まる。
 そんな不思議な世界を描きながら、人と人との結びつきが描かれていく。心に残る物語だった。時々は涙した。
 若い世代と老いの世代の交流、心の葛藤が描かれているので、老いの世代の一人としても、その思いを受け止めることができる。若い世代の人は若い世代の人として、その思いを受け止めることができるだろう。いい時間を過ごすことができる物語だ。
2023年5月30日(火) 夕蛙繫み飛び出し塀の上 ゆう胡
 筋肉痛が治ったので、3日ほどサボっていた草取りをして過ごした。雨の後なので、草はとりやすいのだが、草の根はどうしてこんなにしっかりしているのだろう、というくらいに、小さな草でも根はしっかりついていて、草取りって根気のいる仕事なんだとつくづく思った。
 大体が大雑把な性格なので、こういった作業は苦手だ。早く終わらせたいのに、少しも終わらない感じがなんとも嫌で、ついついあっちをとり、こっちをとり、で、どこもまだ中途半端なまま。夕方になったら気持ちが悪くなってきた。
 今日は暑さは感じなかったが、蚊が出てきたから夕方から湿度が高く温度も少し上がってきていたのかもしれない。熱中症になるといけないので急いで水分補給をして、取りっぱなしのところを整えて、終わりにした。
 草取りをしていても、どんな間をとると、小さな草や花はきれいに見えるだろう、と、抜いたり植え替えたりしている。半夏生やほととぎす、ぎぼうしなどは、大きくなりすぎるとうっとおしい存在になってしまうので、あまり育ちすぎないように、適当なところで切って、1か所にかたまらないように植え替えをしている。この作業はすごく楽しい。で、草取りがおろそかになって、なかなか終わらないということになるのだが。今年は投げ出していないので、なんとかなるだろうと思っている。
2023年5月31日(水) 前菜の胡瓜はハートの形して ゆう胡
 シルバーカレッジの時の班の女性だけで、今日はランチ会。始めて行くイタリアンのお店・ラディーチェで、おすすめのランチを堪能した。
 珍しかったのは、とれたて野菜のバーニャカウダ。3種類から選べるのだが、これがおすすめだとのことで頼んだ。自家農園で栽培しているという新鮮なお野菜をチーズフォンデュで食べる。野菜がとても瑞々しくておいしかった。天然酵母の自家製パンもおいしい。パスタはあさりとほうれん草のトマトソース。量もちょうどよく味も良くお腹いっぱいになったけれど、ドリンクに追加で頼んだデザートも平らげて大満足。食べることに夢中になっていて、前菜とデザートは写真に撮ったけれど、メイン料理を取り忘れた。まあ、よくあることだ。
 家からは歩いて30分くらいで行ける。ちょうどよい距離なので、今日は歩いて行った。高台に位置していて、すぐ隣に広い広場があってワンコを遊ばせている人がいた。お散歩にいいコースだとわかったので、これからは時々このコースも歩いてみようと思った。ちょっと車道が多いので、脇道の良さげなところを探してみよう。

 

information  

2020年11月
霜月(霜の降る月) シルバーカレッジのHPに「テラスで俳句を」のアドレスを掲載
2020年12月
師走(師匠といえども、走り回るほどにせわしい月) 12月5日「テラスで俳句を」の「花の章」完成。12月10日 2019年と2020年の俳句の未記入に気づき追加した。
2021年3月
弥生(木草弥生い繁る→きくさいやおいしげる、草木が生い茂る)月
3月19日、「テラスで俳句を」の「水の章」「風の章」「光の章」完成。といってもこれから見直しながら、推敲、選句をしつつ、新しい句を加えていこうと思っている。「花の章」も写真や句を見直した。
2022年1月25日
HPのお休みをここに報告。りゅうが病気だとわかり、残された時間を悔いのないように過ごしたくて、足が不自由なあの子の緊急に備えるためにも、机に長い時間向き合うのはやめた。
2022年3月10日
りゅうの死という思ってもみなかったことに遭遇した。両親をすでに見送ったけれど、今回ほど辛いと思ったことはなかった。
りゅうは10歳。それなりにシニア犬にはなっていたが、前の子は17歳まで生きたから、まだまだ元気に一緒に過ごせると思っていた。
2022年5月30日
5月30日は新月。旧暦の5月1日。
この日にHPを再開しようと準備して何とかアップにまでこぎつけたが、まだまだ未完成の部分が多い。

「りゅう星の章」「言の葉の章」のページを追加。
2021年の俳句を各章に加えた。
日々の記録を残すために「宙旅yuko日記」を追加した。
2022年7月2日
旅の記録を残していくために、まずは北海道から
「2016年北海道の旅」をリンクページとして追加した。

profile

ゆう胡(俳号)
(掲載写真はすべてゆう胡撮影)

誕生月  弥生


愛知県

朝夕の散歩を日課にして、一日最低8000歩を歩くようにしている。
愛犬のシェットランドシープドッグ(10才雄→2022年3月10日)逝く