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テラスで俳句を
記憶のかなたにある様々な風景や人、言葉を蘇らせるために、人と出会い、語らい、ともに時を過ごす。その時間の大切さをしみじみと感じている。
このページも、そして、私のまだまだ推敲の余地の残る俳句も、そういった心の奥深くへと旅立てるきっかけになるといい。記憶の宝箱を開けて見てもいい。そんな年齢になった
ギャラリー
2023年6月1日(木) 田水張る水面に沈む孤独かな ゆう胡
友人2人の「2人展」を見に行った。私もいつか写真と俳句で個展をやってみたいと思っているが、目標は77歳に設定してある。
それまでに、自分が納得できる写真と俳句ができるかなー。
今日の夜はいわし料理のお店に行った。いわしづくしでおいしかった。ランチがお値打ちのようだ。自転車だと30分くらいで走れるかな。いわしは青み魚で身体にはとてもいいとわかっているが、なかなか自分では料理しない。田んぼの中にあるお店だが、お昼は繁盛しているようだ。結構知らないお店が多くある。行動範囲が狭いから、当然そうなるのだろうが、色々に個性があって、そういうお店と出会えるのはうれしい。
で、食べすぎくらいだから、明日は控えめにしよう。
2023年6月2日(金) 半夏生化粧の気合ひ見え隠れ ゆう胡
蒸し暑くてじめーとした不快な一日になった。朝からの雨は午後には激しくなり、線状降水帯が発生するのではないかという予報もあった。午後2時にはJRの在来線が止まるとの情報も。何度もスマホから災害通知が届いた。
テレビのニュースを見ていたら、岡崎でも河川が氾濫しているところがあったし、避難警報が出ていたところもあった。
私のエリアでは、どうやらそこまでの雨は降らなかったようで、3時過ぎをピークに、激しい風と叩きつけるような雨から、普通の雨に変わり、風も止んだ。
非常用の持ち出し袋を用意して、懐中電灯、ロウソクなど、停電に備えた。河川の氾濫が起こったら、非難するか、2階にとどまるかの判断をしなければいけないので、どちらになっても対応できるように供えて。
これから、こういうことがしばしばおこるのだろうな。災害級の雨や風が増えると天気予報士の人が言っていた。梅雨と重なっての大雨も起こりそうだから、常に備えておかなければいけなくなるだろう。ワンコがいないから、とりあえずこの身ひとつで逃げればいいのだから気が楽といえば気が楽だが。
2023年6月3日(土) 紫陽花やモデル微笑むをみておりぬ ゆう胡
3回目の富士裾野ツアー。昨日の雨で催行されるかどうかとすごく気をもんでいたのだが、何の連絡もなかったし、どうやら豪雨も過ぎて台風の影響もなくなったようなので、催行されるのだろうと、名駅まで行った。
JRに遅れがあるといけないので、早めに家を出たら、思った通り普通しか動いていなかった。早く出たので予定通りの時間に到着。名古屋駅は満員列車なみにコンコースに人がいて、切符売り場には長蛇の列。あの駅の構内が身動きできないほどの人でごった返していた。そこを通り過ぎて集合場所へ。
今回は旅行支援が使えるとのことだったので身分証明書を見せて受付を済ませた。定刻になり全員が集合。その段階で、高速道路が使えないとのことで今回のツアーは中止すると伝えられた。料金は後程返すとのこと。これにはさすがに「えー」だったが、状況が状況なので誰もクレームは言わなかった。が、一人の人がここまでの交通費はどうなるのですかと聞いてくれた。その点も伝えておきますで終わり。解散になった。
お隣にいた人が「さて、これからどうしようかなー」と独り言。彼女もひとり参加のようだった。私は思わず「まずはモーニングを食べに行くわ」といったら、「いく?」と聞いてくるので、うんとうなずいたら「行こ!行こ!」ということになり、また凄い人波を抜けてカフェに。
ゆっくりと二人でおしゃべりしながらモーニングを楽しんだ。一日空いたからどっか行こかということになり、鶴舞公園に行った。緑が爽やかで久しぶりの鶴舞公園がすごく気持ちがよかった。菖蒲祭りをやっていたがお茶席はすべて寒梅。一番の収穫は紫陽花ロード。色々な種類の紫陽花が一番の見ごろの時期を迎えていて、鶴舞公園に、こんなにきれいな紫陽花ロードがあるなんて知らなかった。これからは紫陽花はここに見に来ればいいねというくらいで、思わぬ収穫に大喜び。モデルさんを撮影している人も多かった。
菖蒲は昨日の雨で凛とした美しさが見られなかったのが残念。いつも来ているという人が1週間遅かったかなと言っていた。花が咲くのが早かったのだろう。東屋で休んで甲羅干しの亀を眺めながら、次はどこへ行こうかと。で。ブルーボネットへ行くことに。名古屋港は彼女は初めてだといっていたので、土曜日の地下鉄のエコ切符を買って名古屋港へ。残念ながらブルーボネットまで行く水上バスはこの日運行していなくて、お昼を食べて、ポートビルに。ここに入ったのは初めてだ。360度の眺望を楽しむことができた。雨の後なので海は濁っていたけれど、水族館への子供連れが多く結構にぎわっていた。山並みも美しくは見えなかったが、どこが何という山なのかは確認できた。御在所や御岳山も霞んではいたが見えた。
ここで初めて名前を伝え合って、ラインを交換して、旅のいい情報があったら伝え合おうねと。ツアーは中止になったけれど、思わぬ友人ができて、普段なら決して行かないだろう鶴舞公園やポートタワーに出かけることができて、これはこれで、とても楽しい一日になった。
2023年6月4日(日) 紫陽花や薄き藤色好まれて ゆう胡
蒸し暑い日になった。少し早いなーという思いはあるが、梅雨に入ってしまったのだなーと実感している。梅雨の雨は嫌いではないが、家の中がじとーとしてくるのは嫌だ。
で、今日は何とてしないで、掃除、洗濯、といった家事だけをして、色々決めることなどを決めたりといった、身体を動かさなくてもできることをしてのんびり過ごした。
今日は満月だ。空は夕焼けているが雲が多い。満月が見えるかなー。
☆この色の紫陽花が一番人気があって、大きなカメラを持った人が、美しい女性をモデルに写真を撮っていた。やさしくて素敵な色だ
☆鶴舞公園のあじさいの散歩道
☆鶴舞公園のあじさいの散歩道
☆菖蒲は職員の人が花柄をつんでいた。昨日の雨で駄目になってしまった花が多いんだろうなー
☆群生してるところは枯れた花も目立つので、3本だけのところを写した
☆白の菖蒲も美しい
2023年6月5日(月) 乱調の風切り裂いて燕飛ぶ ゆう胡
珍しく今日から水曜まで何の予定も入っていない。
のんびり草取りしていると、陽が出てきて暑い。汗をかくほど暑くはないのだが、今日は風がない。
最近、散歩のときにケリの鳴き声をよく聞く。子育て真っ最中なのだろう。4羽が鳴きながら今日も飛んで行った。ケリの鳴き声は甲高い。子供を呼ぶ時や他の鳥が来て追い払う時など、「キキッ キキッ」とけたたましく鳴くのですぐにわかる。
以前は田植えの前の田んぼで子育てする姿をよく見かけたが、最近はあまり見なくなった。田んぼだったところに家が建って、鳥たちにとって住みやすい場所ではなくなったのだろう。
友人のHPに、散歩道のあたりは鳥たちの楽園だと書いてあった。鷺の子育てしている写真も載っていた。ちょっとうらやましい。
私の散歩道はそこまで鳥たちがのんびりできるところではなさそうで、時々餌をとりに来ているくらいで、子育てしているのを見たことはない。
自然と触れ合おうと思うと、かなり遠くまで行かなければいけなくなった。いい散歩道はないかなー。
2023年6月6日(火) 翡翠や青の世界を飛びて今 ゆう胡
今朝の散歩道で水路を飛ぶ翡翠を見た。あの青色は一瞬でも目に焼き付く。翡翠は今年の春に岡崎城でも見かけたが、いつも一瞬で飛び去ってしまう。
鳥の飛ぶ瞬間の映像を私はまだうまく写せないが、写真をやっている友人が時々映像を送ってくれる。送られてくる映像は鳥の飛びたつ瞬間や、鳥が子に餌をやっている時の映像だったりする。望遠レンズで、待って写しているんだろうなーと感心して眺めている。
いい写真を見るとその場の感動を共有したようで、幸せな気分になる。自分の目では見ることのできなかったものが、目の前にあることの喜びを感じることができる。映像の力は大きい。
翡翠の写真も送られてきた。本当に美しい鳥だといつ見ても思う。翡翠は夏の季語だ。緑の盛んな水辺での美しさを愛でて夏の季語になったようだとあるが、冬でも翡翠を見ることはある。近所の池で1週間くらい毎日見かけたときは2月で、寒い冬の季節だった。
どんな季節でも、私にとっては、出会えたことに喜びを感じることのできる鳥だ。また会いたいなー。
2023年6月7日(水) 豊饒を祈る手綱やくらべ馬 ゆう胡
去年、少しだけだったが訪れることができた幸田町の本光寺。紫陽花の風情をしみじみと感じられるお寺だった。今日の新聞に紫陽花が見頃を迎えているとの記事が載っていた。20日までくらいが見頃のようだ。紫陽花は雨が降っていても楽しめる花だから、梅雨もまた楽しという感じになるだろう。
紫陽花の俳句は詠めそうだが、今月の兼題である、競馬が全くできていない。全く光景が浮かんでこない。
競馬が季語になっていることも今回初めて知った。正式には賀茂の競馬で、古くは陰暦の5月5日に行われた上賀茂神社の馬場での神事から来ている。くらべ馬とかきそひ馬、空走りなどという子季語もあるが、全く想像がつかない。
上賀茂神社は正式名称が「加茂別雷(かもわけいかづち)神社」というのだそうだ。今でも5月5日に「加茂競馬(かもくらべうま)」は行われている。3月からは乗馬練習もしているというから、結構本格的だ。
加茂競馬は京都三大祭りの一つ、葵祭の前祭になっていて宮中行事に習った形式で行われるという。以前は宮中で開催されていたのが、平安時代の1093年に上賀茂神社で行われるようになったそうだから、競馬って随分昔から行われていたんだ。
神馬という言葉があるくらいだから、神社に馬はつきもので、当然競わすこともやっていたんだろう。私の故郷高浜のお祭りも馬を走らせる。そうか、子供のころに見た、祭りの風景を思い出して俳句を詠めばいいのかも。うん。それなら言葉が出てくるかもしれない。今の競馬も時々は見ているから、その光景なら思い出せるかな。何とか頑張ろう。
2023年6月8日(木) 子燕の寄り添ふている田んぼ道 ゆう胡
写心教室でオーロラのような色あいを撮る方法を教えてもらった。この画像に神秘的な写真を合成すると、面白い写真ができる。やたことはないが、ソフトがあればできるとのことだから、一度挑戦してみようと思っている。
こういった手法を用いて出来上がる画像は、それなりに美しいだろうが、商業写真の色合いが濃くなるような気がしている。写真に何を求めるか?が問われるだろう。
デザイン書道を1年間くらい習いに行っていた。書を美しく作品として描き上げる。これも商業書としての意味合いが強い。例えばお酒の名前などに、こういったデザイン書道の文字が使われているものは多い。面白いのでやっていたが、どこへ行きつくのだろうと思うようになり、どれだけこういった文字を描き続けても自分が求めている文字にはならないような気がしてやめた。
合成写真には、色彩的な画像をバックにするものばかりではない。月の写真と芒の写真を合成したり、風景写真に鳥の写真を合成するなど、自分が描きたい世界を表現する時に用いることはあるだろう。が、どれほど完成度が高くても私はそういう写真を求めていない。ということだけはわかる。俳句を映像として表現しようと思う時には、桜の花びらだけの写真とか、空だけの写真がバックにあるといいと思うけれど、それは言葉の文字を生かすための映像だ。
AIの進歩が人間をはるかに凌駕する世界がすぐそこまで来ている。この時代には何をどう表現するのか、が問われるだろう。自分が求めるものは何なのかを自分の中で明確にしていく必要がある。
だろうが、俳句と同じで、感動・発見・驚き、出会い、を表現したい、根底に楽しむという心を持って。このスタンスは変えたくないと思っている。それを失わなければ、多分ぶれないだろうと。
2023年6月9日(金) 蛍草樹下に現世のあいひとつ ゆう胡
心に灯がともるような美しい夕焼け。一瞬で消えてしまう。夕方の散歩に出なかったことを少し後悔する。
明日の句会の句を考えて一日を過ごした。明日が過ぎるとほっとして、書かなければいけない手紙や、気になっている細々としたことをやるのだが、どうも、写心教室と句会がある、月の第2週が終わるまでは、気持ちがそちらに向かわない。といって、それほど真剣に写真と俳句に気持ちが集中しているわけでもないのに、だ。いつも不思議なのだが、そういうサイクルで日常が回っている。
昨日は読み始めた本が面白くて、久しぶりに夜中の2時まで読書をしていた。明日の朝は雨だろうという気持ちが働いたようだが、これはダメだと反省。やっぱり早寝早起きをしないと、朝がしゃっきりしなくて、だらだらと過ごしてしまう。読書は10時までにしよう。
2023年6月10日(土) 異世界の扉となりし田水張る ゆう胡
久しぶりに句会で特選1をいただいた。今日の句としてのせておくが、このHPに載せた句を少し手直ししたものだ。
自分でも好きな句だ。
描きたい世界にぴったりと言葉がはまる時がある。勉強会で、異世界よりも異界のほうが良いのではという意見をいただいた。確かに異世界は私の造語に近く、異界の方が言葉としてはおさまりがよく、異界への、としたほうが句としてもすっきりするような気がする。が、意見をいただいてみて改めて分かった。私が描きたかったのは異界ではなく異世界なのだと。田水が張られた水面に、深く見えてくるのは、異界ではなく異世界なのだと。このテーマでもう少し掘り下げて、句を詠んでみたい。
俳句では描ききれない世界を物語の世界で紡いでみたいという思いも湧いてきた。自分の夢を思い出したのだ。
2023年6月11日(日) 紫陽花やまた会おうねと別れ来る ゆう胡
先週見に行った「二人展」にもう一度行ってきた。中学校の同級生が来るということで、久しぶりだから会いたいと。去年、この「二人展」で久しぶりに会って、色々ととりとめのない話をした。
何年前になるのか忘れたが、クラス会で会って、故郷の町の歴史研究会があって、友人に誘われて行った時にも会った。
私の様にそれほど遠くではないけれど、地元から出ていると、めったに同級生に会うことはない。いつも何年振りかになるので、それぞれの近況を話すだけでも話すことはたくさんある。同級生は机を並べて共に過ごした時間が長いだけに、気軽に話ができる。
中学生のころは、恥ずかしい気持ちが強いから、それほどいろいろな話をしたことはない。こうして、長い年月を過ぎて、それぞれの人生を歩んできて、今、元気に日々を過ごせていることに、改めて感謝の思いがわいてくる。もうなくなっている同級生もいるし、なかなか会うということに心が向かわない人もいるだろう。
出かけて会って話せるということは、お互いが元気な証拠。随分長い時間を歩いてきたのだと、感慨深いものがある。お互いに話していながら、結構、その頃のことをよく覚えている。教室の様子や友達と過ごした時間。その友人はあの時のクラスが一番好きだったと言っていた。そういえば、私も中学3年生のクラスが一番懐かしく、会いたいと思うともだちがいる。懐かしくて楽しい。そんな時間を思い出しながら、「またね」と別れた。また1年後は長いよねと言っていたから、半年後くらいに会うことがあるかもしれないなー。
2023年6月12日(月) 三方湖に雲光らせて薫る風 ゆう胡
今年、二度目の無料ツアーに行ってきた。京都の時の無料招待はなんで届いたのだろうと思っていたのだが、あれはきっとステップトラベルからの招待だったと思う。
今回はベルーナからの招待だった。去年、普段服を珍しくベルーナで購入した。思っていたイメージと違っていたので、やっぱりベルーナはベルーナかなーと、まあ返品するのも面倒なので普段着で着ることにした。がちょっと悔しい思いも残っていた。それほど高くはなかったがそれほど安くもなかったから。
そうしたら、無料の日帰りバス旅行の招待が届いたのだ。悔しい気分くらいは取り戻せそうと申し込んだ。第1・第2希望は通らなくて、第3希望だった今日になった。レインボーラインと天空のテラス、瓜割の滝と、若狭方面でも行ったことのないところだった。
お天気が今一つだったのでどうかなーと思っていたが、若狭方面は曇りで、バスの中で検索したときには濃霧で見晴らしが悪く、若狭方面は見えていなくて、三方五湖は見えているという予報だった。が、到着したころには、360度の眺望が開けているとのことで天空のテラスまで。
曇ってはいたが、明るい雲になり始めていて、その光が所々に色合いを生み出して、素晴らしい眺めだった。つつじと薔薇も満開で、もう少し長い時間をここで過ごしたかった。一番気に入ったところの景色を眺めながら、ソフトクリームをほおばって最高の時間を過ごした。行きはケーブルカー、帰りはリフトと空中散歩も楽しかった。
もう一か所の瓜割の滝は滝というほどの規模ではないけれど、周辺のしっとりとした空気と濡れたような緑、こんもりとした深い森の雰囲気がすごく気に入った。ここももう少し時間が欲しいところで、その場にいることの心地よさを味わいたい場所だった。
こういう招待旅行はいつもファクトリーという毛皮屋さんに連れていかれて、そこで無駄な時間を取られる。それが残念だが、そこからお金が出るからの無料なのだろうから、仕方ないが。連れて行ってくれるところは素晴らしいので、もう少しのんびりしたい。自分で行くしかないんだろうなー。紫陽花もきれいだったし、この2か所はもう一度行ってみたいと思えるところだった。
★6月12日に出かけた三方五湖に浮かぶ天空のテラスより、若狭湾を望む。薔薇もつつじも満開でとてもきれいだった
★三方五湖を望むと湖に雲がかかり、少しづつ明るい雲へと雲の変化が早く、見ていて飽きることがなかった
2023年6月13日(火) 辞世の句ほたる光りて飛びゆけり ゆう胡
写真をやっている友人に時々ロケの時にロケ現場まで車に乗せてもらう。時々おしゃべりするわけだが、驚くことがとても多い友人で、何かにこだわると、それをとことん突き詰めるという点では折り紙付きなのではないかと思う。写真の腕もそういった性格が出ていて、素晴らしい写真を撮る。
が、今日は写真の話ではない。小説の「あとがき」に俳句が詠まれている、といって、そのあとがきのページをコピーしてくれた。
まず驚くのは、この小説のシリーズはウィキペディアによると2022年12月で679巻が刊行されているということ。当然、友人は第1巻から読み始めて、新刊が出るたびに読んでいるという話をある時してくれたから、すべて読んだきたのだ。その小説というのは、SF小説「宇宙英雄ペリー・ローダン」シリーズ、だと今日知った。
あとがきを見せてもらって、登場人物の名前で検索してみたら、その果てしない物語のことがでてきたのだ。著者は数えていて途中でわからなくなってしまったが、19名はいたと思う。この長い物語の「あとがき」をずーと書き続けてきた渡辺広佐という人が、「あとがきにかえて」として、俳句を詠み込んでいたのだ。
物語ほどではないが、長い前置きになった。まだまだ続くこの物語のあとがきを退くという報告に俳句を詠んでいる。身近な人の死を経験することで、そろそろ引き時なのではと考えての「あとがきにかえて」だったのだと理解できた。
自身の4句が文章との調和を図りながら紹介されている。
どれも作者の心情が伝わってくるいい句だ。
友人の急逝にかろうじて詠んだ
ー歳の瀬に紛れるやうに逝きし君よー
源流の景をとどめようと詠んだ
ー境川源流の薄氷かなー
源流行で見かけた蝋梅を詠んだ
ーをととひの蝋梅いめにあらはるるー
そして文章の最後に
ー陽炎の丘のあたりに眠りたしー
最後の句は心に響いた。
俳句は少ない言葉で、その人が生きてきて大切にしてきたものを表現できるのだと、思った。多くを語らなくても、人がそれぞれに持っている心の風景に、思いを託せばいいのだ。
俳句だからこそ、できることなのかもしれないと、思う
。
2023年6月14日(水) 鎌倉へいざ鎌倉へ梅雨ぐもり ゆう胡
シルバーカレッジの史跡めぐりで鎌倉の大仏を見に行ってきた。何故か、鎌倉には行ったことがなくて、史跡めぐりで行きたいところを募集していたので、お願いしてみた。随分遠いし、無理かなーと思っていたのだが、企画してくれて、参加者も16人と思っていた以上に多く、実現した。
湘南の海を始めて見た。江の島もバスからだったけれど見ることができた。江ノ電が走る様子も、これもバスからだけど見ることができた。目的地の鎌倉の大仏と鶴岡八幡宮はもちろんだが、鎌倉の雰囲気を十分に味わうことができた。
心配していたお天気も、曇りだったけれど、雨に降られることもなく、岡崎は土砂降りの雨が降ったようだが、岡崎に帰り着くまで雨とは無縁。それにしても平日なのに、鶴岡八幡宮へと続く小町通りは、まるで満員電車に乗っているくらいの混雑で、通りを歩くのに、前に進めなくて人ごみをすり抜けて歩いた。寄ってみたいお店がいくつかあって、限られた時間で回らなければいけないので、一人急ぎ足で歩いたのはちょっと残念だったかな。ここはのんびり歩くところだろうなー。食べたかった団子屋さんはすごい列だったので諦めた。
大仏様は初めて見たけれど、大きい。中に入ることができたので、いかにしてつくられたのかがよく分かった。奈良の大仏様よりも優しい顔をしている。奈良の大仏様は見たことがあるが、ごっつい感じ。鎌倉の大仏様は微笑んでいる表情が優しい。
書きたいことがいっぱいあるので、続きは明日にする。
楽しい一日を思い出しながら、ゆっくりお風呂に入ろう。
★鎌倉の大仏様
★鳩に見えるよねー、八幡宮という字の八が
2023年6月15日(木) サーファーを数え灯台あるを知る ゆう胡
昨日の鎌倉、比較的小さなバスでの長旅は疲れるのではと思っていたが、それほどでもなかった。皆と一緒のせいか、乗っていた時間は長かったが、結構早く着いた感じ。途中の休憩、バスの走行もスムーズで、たどり着いた鎌倉でのお昼のランチも美味しかった。
幹事さんから、最初に資料をいただいた。さすが、これだけ丁寧に調べてくれてあると、色々な予備知識を事前に持つことができて旅を倍楽しめる。全く何もしないでいつも出掛けていくことをちょっと反省した。資料を見ながら、実朝暗殺はこの鶴岡八幡宮の階段での出来事だったのかと、大河でのあのシーンを思い出していた。
また、鶴岡八幡宮の八の字から鳩サブレが鎌倉の名物になっていることも恥ずかしながら昨日知った。鳩サブレは大好きなお菓子なのに。今日のコーヒータイムは鳩サブレを食べながら、今度は海へと続く細い路地のような道を歩いてみたいと思った。鎌倉にはそんな風景が似合いそうだ。雨の長谷寺も気持ちいいだろう。いつか行ける日が来るだろうか?
もう一つ印象に残ったのが、江の島に浮かぶ灯台。江の島シーキャンドルとも呼ばれているようだ。確かにキャンドルの形をしている。この建物の印象は強烈だった。灯台の展望台から湘南の海を眺めるのもいい。海と町が共存しお寺も多いのがどうやら鎌倉のようだ。外人の観光客も修学旅行生も多かったけどね。
2023年6月16日(金)大仏の空洞に入る蜘蛛もいる ゆう胡
今日はどうだろう、3年ぶりかな。コロナで出かけていなかったお店にお昼を食べに行った。夕方からの予約は入っていたようだったが、1時からは私たちだけで、珍しく大将と女将さんが愚痴をいうのを聞きながらのお昼になった。
いつも私たちは家族で行くから、大将が話に入ってくれていた。本当にお料理がおいしく、お酒の話やお料理の話などを、いつもは楽しんで聞いていたのだが、SNSの時代になって、客層の中に、どうしても大将には受け入れられないお客さんが増えてきたこと。それも土足で厨房の中に踏み込んでくるような、そんなお客さんが増えたことを嘆いていた。大将が愚痴を言うくらいだからよほどのことだろうと想像できる。
私たちにとっては時々は食べに行きたくなる大切なお店なので、大将が気持ちよくお料理ができるようなお客さんが来てくれることを願うばかりだ。
人と人とはもちろんだが、人とお店とかでも、多分超えてはいけない一線があるのだ。相手を尊重する。相手の気持ちに寄り添う。相手の立場になって考える。そして想像してみる。それを忘れないようにしようと、今日は自分にも言い聞かせた。
2023年6月17日(土)遠雷や皆若き日を過ぎて今 ゆう胡
最近は草取りを本格的にしないで、ついで草取りになっている。散歩から帰ってきて少し、とか、ゴミ出しの前にちょっと、といった感じだ。本格的にやればあと2・3日でほぼほぼ終わりそうなのだが。でも、庭には草が少なくはなってきた。
今年はまだ朝顔の種をまいていない。草取りが終わってからと思っていたら、もう6月も半ばだ。種まきする前に、こぼれ種で芽を出した朝顔の花が咲いたからびっくり。早いような気がするが、蔓を伸ばさないで花をつけた。こんなこともあるのだなー。明日には種をまこう。
6月は薔薇の植え替えの時期でもある。鉢植えの薔薇を今より大きい鉢に植え替える。地植えにしたいのだが、去年、6月に植え替えた薔薇が夏の暑さで駄目になってしまったので、今年は6月の植え替えは鉢にして、冬になったら地植えにする。
夕方になると蚊が出てくるようになった。風があって少し涼しい時や朝夕に庭を出るとほっとするのだが、すぐに蚊がやってくる。 夏だなー。月日の巡りくるのは早い。
2023年6月18日(日) 八幡宮手水彩る七変化 ゆう胡
薔薇の鉢を6号鉢から10号鉢にした。8号でもよかったかもしれないけれど、最近はすぐに水切れを起こして、しなっとしているので、大きめの鉢にした。夏を無事に乗り切って元気に育ってほしい。今は風通しに良いところに置いてある。ちょうど二番花がついている時期なので、根を触わらないようにそのままスポッと鉢から取り出して、大きい鉢に植えこんだだけだけれど、結構疲れた。
今日は曇っていて日差しはないのだが、蒸し暑い。水分をしっかりとりながら、草取りもしながら植え替えをしていたので、3時間以上は庭仕事をしていた。かなりすっきりと片付いてきた感じがする。手を入れてないところはなくなった。また毎日少しづつ伸びてきた草をとりながら、夏花壇へと整えていきたい。
春に植えた花がもう終わりになっているものもあるので、寄せ植えなども少し手を入れないといけない。3時間、時々お水を飲む以外は草取りをしたり、大きな鉢植えを運んだりしていると、少し腰に違和感がでてくる。筋肉痛かなー。ゆっくり寝て、ジムに行って身体を整えよう。
そういえば今日は新月だ。新月に願い事をすると叶うと言われている。月は見えないが、月に向かって願いを言ってみようかな。
2023年6月19日(月) 解体に家揺れ昼寝諦める ゆう胡
シルバーカレッジの時の同じ班だった人たちと、今年の4月から班モーニングを再開した。2か月に1度。近況報告や交流、情報交換など。仕事をしなくなっているので、人と会う機会が減っている。趣味をやっているとはいっても、せいぜい月に1度か2度くらいのものだから、人と会って話をすることは大切なことのひとつのような気がしている。
今日は阪急交通社に7月1日の富士裾野ハイキングの4回目をキャンセルする連絡をした。3回目が雨で中止になり代替え日を設定してくれたが、参加者が少なくて催行されなかった。3回目を飛ばして4回目に行ってもいいのだが、7月はすでに暑そうだし、天気もはっきりしないから、迷いに迷って明後日からはキャンセル料金がかかるので、7月・8月の夏の間の富士裾野ハイキングはお休みすることにした。暑いだけでばてているのに、ハイキング中級はちょっと無理かもしれないと判断したのだ。
ほかの会社で秋からまた始まるようだから、そちらにしようかと考えている。せっかく始めたから最後までとは思っているが、泊りのツアーがハイキング上級コースになるので、これも自信がない。アップダウンの長距離になっていくようだから、体力的にどうだろう。まあ、秋になってから考えよう。
庭の草取り、植え替えも一段落したから、ジムにいくことと、本を読むことにしばらくは力を入れようと思っている。あ、掃除も。 掃除は裏の家の解体が終わってからにしよう。今基礎のところを壊しているので、地響きがして、昼寝もできない。地盤が緩いところだから、2階にいると家が揺れる。作業をしている人たちは皆ごっつい外国人だ。こういった作業に従事する人も、日本人ではなくなってきている。早く終わってほしいが、終わると今度は家の建築が始まるだろうから、しばらくは落ち着いた日々は過ごせそうにない。
2023年6月20日(火) 蓮池に源平の世を偲ぶかな ゆう胡
朝の空がきれいだ。早起きすると、この空を見ることができる。でも、なかなか日の出を見るほどの早起きはできていない。今朝は少し曇っていたが、お日様が「ここにいるよ」と雲間から光を送ってくる。それがなんとも言えず美しかった。
ひばりは麦を刈り取った後の地面でさえずっていた。時々こういう光景を目にする。空でさえずっているのはよくあることだが、地面でさえずっているのには何か意味があるのかしら。それから、このエリアを住処にしている猫ちゃんを遠くのほうから見た。黒と白の模様がとても印象的だからすぐにわかる。私の姿を認めたのか、随分遠いと思うのだが、上手に草の中に隠れて姿が見えないようにしている。防衛本能が働くのかな。ここでどうやって生活しているのだろう。たまに見かけるだけだから、他に住処があるのかもしれない。散歩のときにこの辺り一帯で何回か見ている。
今日そんあ常連さんたちに会いながら散歩して、ジムに行って帰ってきた。ゴミ出しの余裕を持って帰れた。
1か月検診2か所を回って帰ってくるとやれやれもうお昼。3時ごろに裏の解体工事が終了したようで、やっと静かになった。まだ大きな重機が置いてあるから、完全には終了ではないのだろうか?
とジムで疲れた
のか、お昼を過ぎると眠くなる。15分のお昼寝がこれからに時期には必要になりそうだ。
★今朝の6時6分の空。すぐに雲に隠れてしまったが、太陽が顔を出した。右の黒い雲は怪獣が火を噴いてるみたい
★こぼれ種から咲いた朝顔。蔓を少し伸ばしただけで、地面近くに蕾がついて花が咲いた。こんな咲き方もかわいい
2023年6月21日(水) 一輪の一期一会や泰山木 ゆう胡
さくらんぼには色々な品種がある。紅秀峰は甘みが強いけれど、酸味が少ないので、ちょっと大味な感じがする。今日食べた香夏錦(こうかにしき)は、佐藤錦と高砂の交配種で、1984年には誕生していたようだが、私は初めて食べた。説明には、果肉は緻密でやわらかく、甘みが強くて酸味がまろやか。とあるが、まさにそんな感じ。佐藤錦との食べ比べだったが、私は香夏錦の方が好きだった。両方を食べて、最後は香夏錦で締めくくった。
さくらんぼ狩りが、色々な果物狩りの中で一番楽しい。去年は体調がすぐれず行けなかった。梅雨時は胃腸の調子が悪くなるので、今年はどうしようかと迷ったが、しばらく行っていないので行くことにした。最近は体調がよく、おかげでちょっと体重が心配ではあるが。いく粒くらい食べることができたのか。数えてないからわからないが、それでもそんなには食べてないような気がする。たぶん50個はいっていない、果物ってそんなに一度には食べられないものだなーと思う。
そんな訳で、楽しくさくらんぼ狩りをしてきた。南信州なので、割合に近く、集合も9時と遅く、6時半には家についていた。お昼はお蕎麦と馬刺し。馬刺しを食べるのは2度目で、若い時に初めて食べて戻してしまった。その経験があるのでそれ以来食べたことがなかったのだが、今日は美味しかった。お腹も大丈夫そう。
お蕎麦屋さんのお庭がきれいで、タイサンボクが一輪、なかなか私は出会えない花なので嬉しかった。やまぼうしや山野草、紫陽花の種類も多く、楽しめる庭だった。
★泰山木の花。真っ白な花は素晴らしい香りもあり、出会いに感謝
★さくらんぼってやっぱり宝石みたいにきれいだと思う。手が届かない高いところに赤くておいしそうな実があるのだが、届かなくて、誰にも食べられることなく、明日にはもっと赤くなっておいしそうになるんだろうな
★信州のサクランボは今年は豊作で、たくさんの人に来てほしいと農園の人が言っていた。山梨は今年は不作とのこと。場所によって違いがあるらしい
2023年6月22日(木)梅雨晴れ間また伸びた草摘み取りぬ ゆう胡
昨日の帰り、サービスエリアに「おにやんま君」が売っていた。殺虫剤や忌避剤を使用しない虫よけグッズと紹介されている。虫よけスプレー等を使わないで虫よけできるならと購入してみた。
当然、作り物なのだが、オニヤンマと同じ大きさなので迫力がある。付けていると、本物のオニヤンマがいると虫は勘違いして、来なくなるんだろうか?
効果があるかどうか、明日の庭仕事の時試してみよう。色々と面白い商品を考えるものだなーと感心する。ちなみにこれは日本製。
2023年6月23日(金)十二支みな闇に逃げ込む走馬灯 黒田杏子
黒田さんの第1句集「木の椅子」を読んでいる。最初のページの1句目の句がここに紹介した句だ。
読み手はどんな景を想像するのだろうか?
私は走馬灯が回っている深い闇を想像する。影絵のように人生の過ぎた時間や思い出を載せて回っている走馬灯が映像として浮かび上がってくる。そしてそこは深い闇だ。でも、そんな深い闇なのに、十二支みな逃げ込んだという表現で、カラッとした明るさも生まれている。好きな句だ。
今日は朝から日中にかけてはそれほどでもなかったが、夕方になってすごく蒸し暑くなってきた。
この時期は山の宿に行きたいと思う。蛍を見に行きたいのだ。昔の話をするようになると、歳をとってきた証拠だが、蛍を見に遠くまで出かけたこともあったなーと懐かしい。去年は友人に連れてもらって見に行った。蛍は暗くならないと見ることができないから、公共の交通機関を利用して出かけていくことができない。残念だ。
他にも今週から来週にかけて行きたいところがいくつかあるのだが、何となく家でのんびりしている。暇があると無心に手だけを動かせばすむ草取りをして、時々はとりためてあるテレビを見たりして過ごしているが、一番楽しいのは庭仕事の草取り。3日たつと小さかった草が伸びてきているので、それをとる。単純な作業だけれど、無心になれる幸せな時間だ。
2023年6月24日(土)露草の露こぼれ落ち陽に消ゆる ゆう胡
庭に小さな蛾がいた。調べてみて蛾だとわかったのだが、最初に見たときには羽は白黒で美しく顔は蜂に似ていた。ちょっと近づくのが怖かったけれど、写真を撮って調べてみたら「アマタ」とスマホに英語で出てきた。ネットでは詳細が出てこない。写真はいっぱい出てくるのだが、書いてあるのは「9の斑点のある蛾、または黄色のベルト付きバーネットアマタ」とあって、写真素材として出てくる。詳しく知りたいのだが、どうやら写真素材として数が多く、資料的なものはなさそうだ。
それにしても、蛾の種類の多いこと。美しいけれど、少し不気味さを漂わせている。庭にいたバーネットアマタは蜜を吸うだけで毒とかはなさそうだから、良かった。多分私はこの子が毛虫の時も見ている。ビオラの上に毛虫がいるのを見つけて、蝶だろうかと思いながら、羽化するまで庭に置いておこうとそのままにした。小さな毛虫だったので、この子だろうと思うのだが、揚羽蝶なども羽化して庭にいるようだから、害さえなければ自由に飛んでいてほしい。
昨年秋に植えたフジバカマも今年はたくさん育ってきているので、秋にはアサギマダラを見ることができるのではと期待している。
★黄色のベルト付きバーネットアマタ。黄金のベルトが2本、白黒の鮮やかな蛾だ
★葉っぱは好きではないらしいが、庭に出てきた私から隠れたのだろうか?顔を見ると蜂に見えるが美しい羽根だったので、思わず近づいてみてしまった。大きさは羽を広げても5cmはないような気がした
★
散歩道の畔につゆ草が一面咲き始めた。わが家の庭のつゆ草はまだ咲いていない
2023年6月25日(日)オタマジャクシ音に驚き泥の中 ゆう胡
散歩道の田んぼにたくさんのオタマジャクシが寛いでいた。「これ?オタマジャクシだよね」と思って、じ~と眺めていたのだがあまり動きがなく、スマホで写真を撮ってみようかとシャッターを押したら、一斉に慌てふためいて動き出した。あの小さなシャッター音を聞き分ける能力がオタマジャクシにあるんだろうか?3回シャッターを押したら、3回目にはほとんどが、田んぼの泥の中に隠れてしまって姿が見えなくなった。不思議な気がしたけれど何だか面白かった。オタマジャクシは春の季語なんだよねー。これで俳句を詠んだら、ちょっと季節が逆戻りするけど、何でまだオタマジャクシがいたんだろう。
★二度目のシャッターを押したとき、かなりあわてて動き始めた
★大慌てで泥の中に潜り込んでしまって、ほとんど姿を消してしまったたんぼ。左上の水が揺らめいているのはオタマジャクシが泥に飛び込んで水が揺れているところだ
2023年6月26日(月)眼光の鋭き先の鬼やんま ゆう胡
1週間くらい、日付が間違っていた。気が付かないなんてぼけてる。だからかな、今日が日曜日のような気がしていた。
今日は凄く蒸し暑い日だった。今年一番のような気がする。3回着替えた。散歩から帰った後、庭の消毒を済ませた後、草取りを終えた後。リビングは冷房をつけるから、汗をかいたままでいると身体が冷えてくる。だから、こまめに着替えるようにしている。
草取りの時に鬼やんま君を付けてみた。私のはストラップ付きだから、ぶら下がっているような感じになる。今日は帽子につけた。顔の横で鬼やんま君がぶらぶらとゆれている。草取りをしに庭に出たらすぐに蚊が寄ってきた。顔の周りをブーンとしばらく飛んでいたが、そのうちにいなくなった。一度もかまれなかった。蚊取り線香もやぶ蚊バリアもしていない。鬼やんま君は効果があったような気がする。蚊に邪魔されずに草取りができた。いつまで騙せるかはわからないけれど、しばらくつけてみよう。昆虫だって学習能力があるような気がするから、騙せなくなってくるだろうけれど、しばらくは効き目があると期待しよう。
2023年6月27日(火)鬼ヤンマ故郷の川はるかなり ゆう胡
昨日・今日の蒸し暑さで少しバテ気味。なのにこの時期、珍しく散歩とジム通いが続いている。習慣にしてしまえば、少しづつ体力もついてくるのではと思ってはいるのだは、相変わらず体力がない。今日はお出かけが多く忙しかった。気になったことがあって、そのことに時間をとられて、一日が短かった。
時々急激な睡魔に襲われる。蒸し暑さに体力が消耗している。こういう時は何をおいても睡眠だな。
2023年6月28日(水) 遠雷や本にしおりをはさみ立つ ゆう胡
今日は散歩・ジムを休んで家でのんびりした。どうしようもなく疲れていた身体が少し元気になった。
生協で平たい扇風機が売っていたので購入。昨日届いたので今日から早速使っている。エアコンは暑い夏には必需品だけれど、エアコンの効いた部屋ばかりにいると、廊下や外との温度差があって、段々と身体が疲れてくる。真夏になってくると身体の居場所がなくなってくる感じになって、凄くどうしようもない感覚に襲われる。
今年はそれを回避したいので、扇風機も活用することにした。扇風機の風は直接身体にあたるから好きではないのだが、夜は身体から少し離して使っている。夜になると少しは外気温が下がるから、扇風機でも大丈夫だ。今のところ快適。
今日の日中の空はきれいだった。薬局に行ったときに空を見て、「おお、いい空!」と写真を撮った。雲の色が幾重にも重なって見える。遠くのほうに雷が発生していたようだ。こちらでも少し鳴っていた。が昨日のような夕立はなかった。最近は夕立とは言わなくてゲリア豪雨というようだが。ゲリア豪雨ではない夕方のひと雨は温度を下げるから嬉しいのだが、雷は嫌だなー。そろそろ梅雨の終わりの雨が降りそうだ。
2023年6月29日(木) 雷や小窓にのぞくわんこの目 ゆう胡
明日で今年の上半期が終わる。
よく動いた。今までで一番よく出かけたと思う。7月.8月はそこまでではないけれど、でも少しは予定が入れてある。旅に出るのが好きだ。今でもワクワクする。知らないところに行くことの楽しみ、行ったことのある所への再びの邂逅。家では食べることのできないものを食べて、電車やバスに乗ったり、歩いたり、旅に出たいから元気でいようと頑張れる。歩くこともジムに行くことも、元気に旅に行くための体力づくりでもあるのだ。
7月は初日に写真のハード面の勉強会に行くことになっている。まだまだ、新しいカメラを使いこなせないので、少し勉強にいくことにした。太陽の光などによって、微妙に変わってくる映像の世界は、まずはカメラという武器を使いこなせないことには始まらない。これが、なかなかに難しい。俳句は言葉を使いこなさなければいけないけれど、これもなかなか道は遠い。でもだからこそ俳句も写真も奥が深くて、面白い。
2023年6月30日(金) 遠雷に走り出したる日を思ふ ゆう胡
毎日、午後に遠雷を聞く。急いで雨雲情報を確認して真っ赤な雲の在りかを調べる。最近はそんな日々だ。
今日はわが家にも雷が襲った。まだ状況がしっかりとは見えてこないので、しばらくは静観してどういうことになっているのかを確認しようと思っている。
人生には、突然思ってもみなかったことが起こることもあるだろうから、こんなことも起こるだろうと想像はできた。が想像したこともなかった。
だから、少し驚いて、それからしばらくは考え込んでしまった。
家族にかかわる問題だから、私は介入しないで、家族が結論を出すのに任せようと決めた。
information
せ
2020年11月
霜月(霜の降る月)
シルバーカレッジのHPに「テラスで俳句を」のアドレスを掲載
2020年12月
師走(師匠といえども、走り回るほどにせわしい月)
12月5日「テラスで俳句を」の「花の章」完成。12月10日 2019年と2020年の俳句の未記入に気づき追加した。
2021年3月
弥生(木草弥生い繁る→きくさいやおいしげる、草木が生い茂る)月
3月19日、「テラスで俳句を」の「水の章」「風の章」「光の章」完成
。といってもこれから見直しながら、推敲、選句をしつつ、新しい句を加えていこうと思っている。「花の章」も写真や句を見直した。
2022年1月25日
HPのお休みをここに報告。りゅうが病気だとわかり、残された時間を悔いのないように過ごしたくて、足が不自由なあの子の緊急に備えるためにも、机に長い時間向き合うのはやめた。
2022年3月10日
りゅうの死という思ってもみなかったことに遭遇した。両親をすでに見送ったけれど、今回ほど辛いと思ったことはなかった。
りゅうは10歳。それなりにシニア犬にはなっていたが、前の子は17歳まで生きたから、まだまだ元気に一緒に過ごせると思っていた。
2022年5月30日
5月30日は新月。旧暦の5月1日。
この日にHPを再開しようと準備して何とかアップにまでこぎつけたが、まだまだ未完成の部分が多い。
「りゅう星の章」「言の葉の章」
のページを追加。
2021年の俳句を各章に加えた。
日々の記録を残すために
「宙旅yuko日記」
を追加した。
2022年7月2日
旅の記録を残していくために、まずは北海道から
「2016年北海道の旅」をリンクページとして追加した。
profile
ゆう胡(俳号)
(掲載写真はすべてゆう胡撮影)
誕生月 弥生
愛知県
朝夕の散歩を日課にして、一日最低8000歩を歩くようにしている。
愛犬のシェットランドシープドッグ(10才雄→2022年3月10日)逝く
ナビゲーション
テラスで俳句を
花の章
水の章
風の章
光の章
宙旅yuko日記